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【アメリカ】アメリカという国で

【派遣先】オザークス大学   【留学期間】2017年1月~派遣中
人間発達文化学類4年 吉田 繭


 アメリカでの留学生活がスタートして、6カ月が経とうとしています。大学では、5月10日に春のセメスターが終わり、夏期休暇に入りました。アメリカの殆どの大学では、8月末まで3カ月と少しの長い休暇があります。"Yes/Noの世界"と言われる国らしくOn/Offもはっきりとしているようです。
 私は、現在、テキサス州出身の大学の友達の家でホームステイをしています。今回のレポートでは、オザークス大学での生活に加え、夏期休暇中の経験も含め、アメリカでの生活について紹介していきます。

大学生活

 オザークス大学では、セメスターの期間中、学生は全員大学の寮やアパートメントに住むことが義務とされています。(申請を出すことで他に住むことも可能のようですが、車を持っていないと学校に通うのが厳しいです。)寮によって異なりますが、わたしが住んでいた2年生以上の学生のための寮は、ルームメートと共同で使用する1つのシェアルームをはさんで、個室が1つずつついていました。バスルームは共同で使用し、小さな共同キッチンも1つありましたが、自炊をするために使用するのは難しいです。そのため、ほとんどの学生はミールプランをとる必要があります。学食は、バイキング形式であるため、好きなものを好きなだけ食べることができます。寮費とミールプラン代を合わせて、1セメスター$4000弱になります。また、日本に比べてテキスト代がかなり高く、私が受講していた授業のテキストはすべて8000円~10000円程でした。時間が少しかかりますが、Amazonで注文したり、レンタルにしたりすると、少し安く手に入れることができます。

▲学食での様子

 日常生活をする上で、何か不便を感じることはほとんどありませんが、大学のキャンパスが自然の多い田舎に位置していることもあり、キャンパス外へのアクセスが容易ではありません。公共のバスや電車がないため、キャンパスの外へ出かけるときには車を持っている友達に連れて行ってもらったり、日用品で必要なものがあれば、徒歩10分程度のところにあるスーパー、又は、車で15分ほどのころにあるウォールマートという大きなスーパーマーケットに行ったりします。ウォールマートまでは週に3日、大学から送迎のシャトルが出ます。

大学の授業

 授業について、今年度の大学の春セメスターは、1月17日から5月10日の約4カ月間でした。その年によって少し変わることもあるようですが、大体はこの時期のようです。日本の大学と同じように、セメスターの最終週はテスト期間に充てられ、その試験内容や成績へのプロポーションも授業によって様々で、時間内レポート形式、選択・簡単記述式などでした。一方で、学生みんなが勉強に追われる中、セメスター最後の山を乗り切るために、"study night"というイベントがありました。一見、みんなで勉強をしよう!というイベントのようですが、会場に行くと、パンケーキやビスケットをもらい、ビンゴ大会が始まりました。景品もマウンテンバイクやコーヒーマシーンなどとても豪華でした。前回の報告書で紹介したような生活・学習面において大学からの十分なサポート体制があるのと同時に、このように勉強からうまく離れる、リフレッシュできる企画があることも、私がこの大学で学習する上で非常に大きな支えとなっていたと思います。

▲インターナショナルの学生(1年生)

夏期休暇

 前にも述べましたが、私は夏期休暇に入り、大学の友達の家があるテキサス州北部に移動し、ホームステイをしています。アメリカでホームステイをすると費用がかなりかかってしまうのですが、ご家族のご厚意もあり、3カ月間無料で滞在させていただいています。そして、大学にいた時とはまた違った新しい体験や学びの毎日を送っています。

アメリカ人の食事
 アメリカに来て4カ月、未だにアメリカ人の食事のイメージがつかめずにいました。アメリカ出身の友達にtraditional なものを聞いても、ホットドッグ?ハンバーグ?なんだろう?という感じでした。日本に比べて"ジャンクフード"が多いのは確かです。しかし、毎食それを食べているのか、家庭では料理をしないのか、というと少し疑問がありました。そして、ここにきて気付いたことは、人種のサラダボウルと言われるくらい多様な文化を持った人たちが住むこの国で、家庭料理もまさに多種多様であるということです。地域によって、日本のように伝統食のようなものがあるところもあるのかもしれませんが、ホームステイをし、他の家のパーティーへ参加することを通して、"うちの家庭では"という食生活スタイルをそれぞれが持っている印象を強くうけました。アメリカでベジタリアンやビーガンが多いのもそうした文化の違いなのかもしれません。
 また、ホストマザーとそのおばあちゃんは、この2カ月間で夕食に出かけたことがないほど家庭での料理を大切にしています。毎日、ターキー(七面鳥の肉)やチキンをベースにした料理を作ってくれたり、時間があるときには、シナモンロールやクッキーなどのスイーツを一緒に作ったりもします。
▲ホストマザーと手作りしたシナモンロール

夏期休暇中の学習
 大学の授業があった期間は、課題がたくさんあったこともあり、英語での読み・書きは少しずつ伸びてきていると実感することができていました。しかし、授業では未だ講義内容を理解するのにワンテンポ遅れたり、ネイティブの学生に混ざって自分の意見を言葉にすることが難しかったりと聞く・話すという点においてあまり成長を実感できずにいました。また、友達から「th」の発音を何度も指摘されていたのですが、結局、直せないまま休暇になってしまったので、「これを完璧にする!」といってこの休暇を迎えました。そして、ホームステイ生活する中でいくつかのことを心がけるようにしています。
 まず、話をするときは常にthを意識することから始めました。自分が話すときはもちろん、人が話している時もできるだけ口の動きをよく見るようにして、音の出し方真似するようにしています。最近は、少しずつですが、自分のイメージする音がつくれることが増えてきたと実感しています。
 もうひとつは、自分の引き出しを増やすことです。発音が上手くできるようになっても、話のネタや背景知識がなければ会話を成立させることができません。実際に、大学の中で政治に関する話題になり、意見を求められたときにも、私はそれに関する知識が全くなく、何も言えなくなることがよくありました。そのため、時間があるときはできるだけニュースを見るようにしています。1回で理解できないこともたくさんありますが、特に、政治は今のアメリカにとって大きな問題であるため、同じニュースが何度も繰り返されます。そして、それを毎朝見ているうちに、徐々に内容がつかめるようになりました。

その他
 他に、テキサスでのホームステイをしながら、5月と7月現在、ニューヨークに数週間滞在しています。日本の約25倍もあるアメリカは、州によって本当に異国のように感じることがたくさんあります。  ニューヨークでは、観光のほかに、Playground という子どものための遊び場を運営しているNPO団体で週末にボランティアとしてお仕事をさせていただいたり、language Exchangeで、日本文化に興味のある外国人と交流することで、日本やアメリカのさまざまな事ことについても学んでいます。

最後に

 これまでのアメリカでの留学生活を通して、大学の授業で学べること、学校の外で学べることがたくさんありました。良い意味で生活に慣れてきたということもありますが、一方で、生活に慣れてきたことで、なんとなく1日を過ごしてしまう日も出てきました。残りの留学生活、"初心忘るべからず"で少しでもたくさんのことを学び、成長できるように頑張りたいと思います。  
 留学を考えているみなさんも、今は大変だと感じるかもしれませんが、来年、素敵な留学生活が待っています。"留学をしてみたい"と思った時の気持ちを大切に、今を頑張ってください。応援しています!

▲アメリカ独立記念日のお祝いパレード(テキサス)


▲Adventure Playground でのボランティア(ニューヨーク)