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【アメリカ】My Great Ozarks Friends

【派遣先】オザークス大学   【留学期間】2017年1月~12月
人間発達文化学類4年 杉浦 萌子

   2017年1月から12月、アメリカアーカンソー州のUniversity of the Ozarksで生活しました。この留学を一言で表すと 「友」。 これしか浮かびません。
 
 Ozarksは学生数800人弱という小規模な大学です。中南米、フランス、ドイツ、ウクライナ、ミャンマー、タイ、韓国、アフリカ諸国などから150人以上の留学生が来ていましたが、日本人学生は私を入れて2人という環境で、多国籍の人が集う留学生活は、生まれも育ちも福島の私には新鮮でした。アジア人が少ないことから、多くの学生が私たち日本人の顔を覚えてくれました。ほぼ全ての留学生と、顔を合わせた時は挨拶をし、時に長話、写真撮影、ふざけ合って大笑いもしました。会うといつも笑顔で大きなハグをくれたり、悲しい時には優く包んでくれる仲間たちに支えられて、満たされた毎日を過ごすことができました。

 留学生のほとんどが、貧しい家庭出身で、競争率の高い奨学金を勝ち取って来ていました。第2言語としての英語を言い訳にせず、毎日朝早くから夜遅くまで勉強し、アメリカ人よりも良い成績を収める姿に、いつも刺激を受けていました。
 とはいえ、彼らは勉強ばかりしているわけではありません。料理の時はダンスしながら仲間と手分けしてノリノリで作り、食事の時は話し、笑い、いつも盛り上がります。誰かの誕生日となれば盛大にサプライズ。音楽がかかれば何時間でも踊り、授業の後は仲間とテニスや映画を楽しんでいました。
 Best Friend(Guatemala出身)に出会うこともできました。ルームメイトとして一緒に過ごし、彼女がキャンパス内で働いている日は、勤務先のスターバックスに居座るほど、仲が良かったです。
 私がアパートに帰ると、仲間たちは「ヤッホー!」と声をかけてくれます。彼らが話すスペイン語やフランス語の会話はわからなかったけれど、心地よく感じていました。
 Ozarksでは、外に出るための交通手段は車以外ありません。そのため、毎日キャンパス内で過ごしていましたが、変化と刺激と笑いがある生活を送ることができたのは、「友」のおかげだと思っています。彼らと共に過ごす時間は最高に幸せだったと心から思います。


 
 後期は特に、一瞬たりとも日本を恋しいと思ったことはなく、「友」と過ごせる貴重な時間を大切にしたい、1秒でも長く「友」のそばにいたいと、毎日思っていました。
 留学前は、『訪れたことのない国に行くこと』が私の旅の目的でした。しかし今は、「友」がいるからそこに行きたい、「友」に会えるのならどこでもいい、という考えに変わりました。
 留学で何を感じ、何を得るか、感じ方の度合いも人それぞれです。それがわたしにとっては「友」でした。どちらかというと一人でいるのが好きな私が、一生そばにいたいと思えるたくさんの「友」に出会えたことは、今の私の誇りです。英語や彼らの母国語、彼らの母国(地理)に対する学習意欲も湧きました。

 「友」以外の留学の魅力、学習面・アウトドア・旅行についても紹介させて頂きます。
 学習面では、Behavior Management、Education Technology、Special Education、Theory of Human Learning、Social Scienceといった教育に関する講義、異文化を知り、体験し、異文化への適応段階を学ぶ講義、アメリカの学生受講必須のAcademic Writing、Oral Communication(Presentation)、Ozarks Experienceといった講義、Medio ProductionといったTheater Educationに関する講義を受講しました。

 教育に関する講義では、20時間ほど、アメリカの小中高校、特別支援学校、Nature Schoolを見学しました。また、夏休みはプロジェクトに参加して、ドイツとオランダにあるInternational School、Special Education School、Primary School、 Secondary School、High School、Refugee School、Home School、といった様々な学校を見学しました。アメリカやヨーロッパの様々な学校を見学し、私は改めて日本の学校・教育スタイルが、大切にしてきているものの意義について考えるようになりました。(例えば、なぜきれいに板書を書き写す必要があるのか、給食や掃除を皆で行うのはなぜか、道徳を教科として取り入れているのはなぜか、教室がカラフルでなく木調に統一されているのはなぜか、等々。)
 
  文化の授業では、異なる文化を持つ人とセメスターを通して交流し、自身の捉え方の変化を体験します。私は、アメリカとグアテマラの文化を知るため、積極的に交流を図りました。グアテマラ出身のBest Friendは、キリスト教を深く信仰していたので、一緒に教会に行ったり、日々の生活でWorshipを行う姿を見たりしました。悩みを相談をするといつもBibleをもとに話してくれ、肩が痛いといえばお祈りしてくれました。彼女の周りはChristian Friendsばかりだったので、毎週金曜日にはBibleの勉強を共にし、時に4時間以上涙を流したり音楽に身を任せたりしながら祈り続けます。私は、キリスト教を受け入れてみようと半年間取り組みましたが、無宗教で22年間過ごしてきたため、美しい考え方だと思っても、キリスト教の根源的な考え方に対して、無意識のうちに心にバリアをつくり、受け入れようとしない自分に気付きました。

 Ozarksはアウトドアが盛んです。今まで全く興味なかった私ですが、アウトドアイベントには全て参加し、キャンプ、ハイキング、室内と屋外ロッククライミングなどを楽しみました。旅行は、夏休みのヨーロッパでのプロジェクトが終わった後、電車で2週間13か国のバックパック一人旅をしました。

 世界に「友」がいるというのは心強いです。新しい考え方・文化に出会わせてくれます。同じ時に同じ場所で生活している、という奇跡を感じずにはいられません。英語の上達は勿論ですが、「友」との出会いにこそ、留学の意味があると私は思います。
 
  1年生の頃は飛行機に一生乗らないと決めていた私が、今、こうして海外経験を積んできたことが自分の大きな自信につながっています。一か国、踏み出してしまえば、次からの一歩は簡単です。
 まずは、世界とつながっている国際交流センターに立ち寄ってみてください。大学生活と人生が、変わるかもしれません!