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【韓国】最終レポート

【派遣先】中央大学 【留学期間】2017年2月~2018年1月
経済経営学類4年 齋藤 光位

 私は2017年の2月27日から1年間、韓国の中央大学校(중앙대학교)で留学生活を送りました。大学3年の年に福島大学に入学してきて、その次の年に留学するという他の人とは少し違う進路を辿っていると思います。私が留学を決意したのは、編入したときに大学の掲示板の留学レポートをみて、大学生のうちに海外留学をしてみたいと思っていた気持ちが再熱したからです。
 行き先として韓国を選んだのは、交換留学の制度に語学資格なしで申請できたという点と、元々韓国のアイドルが好きだったので、全くなにも知らない国ではなかったからという点からでした。
 また、派遣大学を中央大学校に選んだ理由は二つあります。一つは、2016年の夏休みに中央大学校のサマープログラムに参加したため、この学校で生活したという経験があったことと、友達が出来たことです。短期留学中に中央大学校の寮で実際に三週間生活していたので、ある程度分かっていたことや、知人がいるということが、全く知らない場所へ行くよりもストレスが減ると思いました。二つ目は過去に福島大学からの交換留学生が、中央大学校に派遣されていなかったためです。未だ、派遣者がいないと知り、自分が最初の交換留学生として挑戦してみたいと思いました。また、中央大学校は、韓国の大学の中でも有名な大学なので、そのような環境に身を置くことによって、自分が成長できると思いました。以上二つの理由から、交換留学先を中央大学校にしました。

中央大学校について

 韓国の中央大学校へ派遣されてからは、英語の重要性を痛感しました。中央大学校では「英語ができることが前提」、という感覚で全てが進んでいきます。まず、国際センターとのやり取りは英語で行われます。窓口にいる人が外国籍の方なので、むしろ韓国語がわからないという方とやり取りすることが多いですし、韓国人の先生も英語で対応します。もちろん授業も英語でした。
 この大学では、外国人留学生向けに英語で開講されている授業が非常に多く、留学生は英語で行われている授業を取るよう推奨されています。なので、私も前期は全て英語の授業を受講しました。交流関係も、韓国人よりも外国人の友人が多いためか、英語を使う機会が多かったです。後期の授業は、英語の授業だけではなく、韓国語で行われる授業も受講しました。語学学校に通い始めてからは、韓国語の学習時間が一気に増え、中国人と韓国語を使って交流するようになりました。
 英語を勉強したい方、英語圏へ留学したいけど、語学試験が間に合わずに留学を断念してしまいそうな方、出来れば英語圏に留学をしてみたいけど遠い国は不安に思っている方、自分を成長させたい方は中央大学校への留学をお勧めします。また、お金をかけても韓国語を勉強したいと思う方、英語は得意ではないが挑戦してみたいと考えている方は、英語を少し勉強してから行くほうがいいと思います。自分の選択する専門教科の用語を知っているだけでも違うと思います。私はそれを知らずに行ったのでとても苦労しました。英語が出来だけで留学中の負担が大きく減ると思います。

 

韓国外国語大学と中央大学校の違い

 韓国外国語大学との大きな違いですが、中央大学校では自分で申請しない限り、語学学校に通うことは出来ません。語学学校に通うためには、自ら事務室へ行って申請しなければなりません。この手続きに関して、国際センターは管轄外なので対応してくれません。すべて自分で情報を集めて、事務室に直接申請に行きます。中央大学校付属の語学学校だから、国際センターがやってくれると思ったら大間違いでした。

 また、韓国外国語大学に比べて費用がかかります。語学学校に通うための学費は交換留学の費用には含まれていないので、1,200,000₩/学期に支払う必要があります。全部で4学期あるので、かなりの費用がかかると思います。これに加えて、寮費をセメスターと長期休暇ごとに支払う必要があります。また、寮にいることができるのが大学の交換留学の期間のみなので、それに含まれていない冬休みに語学学校に通いたい場合は、寮には住めないので、別の場所を自分で見つけて、引っ越す必要があります。

 

寮生活と交友関係について

 寮は2人一部屋でした。私のルームメイトは前期、後期どちらも日本人の学生でした。ルームメイトとの相性が非常に良かったため、同時期に来ていた日本人学生からはよく「どうしてそんなにルームメイトとの相性がいいの?」と言われるほどでした。
 テストが近くなると、一緒に宅配のチキンを頼み、食べながら談笑し、そして試験中は部屋にこもり、死に物狂いで乗り越えました。そんな経験を共にした彼女とは、3か月しか一緒に過ごしていませんが、家族に近い存在になったと思っています。
 中央大学校では、同じ国籍同士が優先的に割り振られます。中には中国人と相部屋になる人はいますが、大体は日本人同士になると思います。寮は出来て間もないので綺麗なところです。

 交友関係について、前期は最初に仲良くなった友人たちと毎日のように一緒に過ごしました。留学当初は慣れないため、何回もめげそうになっていましたが、前向きに頑張れたのは、この友人たちのおかげだと思います。特に仲の良かった友人たちはフランス人で、ご飯を食べに行ったり、遊びにでかけたり、飲みに行ったりしました。フランス人の集まりの中に、一人だけ日本人が混ざっていたので、浮いているように見られていたと思います。フランス人の集まりとは言っても、彼らは私にも会話がわかるように、簡単な英語を使って仲間たちと会話をし、自分の母国語は使わないように配慮してくれていたので、仲間外れにされるようなこともありませんでした。また、私の拙すぎる英語に嫌な顔を1つもせずに話してくれました。

 最初、私は「この英語あっているかな?大丈夫かな?自信がないから話す事をやめようかな...」と思い、外国人と関わる事を怖がって避けていましたが、彼らに出会ってからはすぐにその考えを捨て、自分から近づくようにしました。
 『もっと仲良くなりたい』 そのためにはまず、何かしらのアクションを自分から起こさないといけないと意識して行動をするように心がけました。そうして生活するうちに、気が付いたら彼らとものすごく仲良くなっていました。彼らが自国に戻ってしまった後も連絡を取り合っており、現在も良い交友関係を築けています。あの時勇気を出して本当に良かったと思います。

 
▲仲が良かったフランス人の友人たちとホンデに行った時の写真です。


▲春休みにフランスから遊びに来てくれたので、京都を案内した時の写真です。みんなで観光地めぐりをしました。

 

 後期からは語学学校に通うようになり、新たに沢山の人との出会いがありました。学生のほとんどは中国人とベトナム人の生徒で、私は中国人と仲良くなり、よくご飯を一緒に食べに行っていました。

▲語学学校で一番仲がよかった友人達と南山タワーへ行きました。


▲語学学校の5級のクラスメート。中国人がほとんどでベトナム人が数名いるクラスでした。

  私は留学先で友達をつくることを通して学んだことは、「間違えてもいいから、まず自分の気持ちや考えを伝える努力をする」ことが何よりも重要だということです。正しい文法や適切な単語を使うこと、語彙力も確かに重要だと思いますが、コミュニケーションはテストではありません。間違えることを恐れずに伝えようとする姿勢がコミュニケーションを取る上で大事であると思います。また、留学中はなにかとトラブルが多かったのですが、何度も経験し、乗り越えるたびに自分でも驚くほど逞しくなりました。

おわりに

 この留学は、非常に価値のある時間を過ごし、たくさんの経験をすることができました。勇気を出して中央大学校への交換留学に挑戦してよかったと思います。福島大学から最初の学生として派遣されたことは、ものすごく貴重なことだったと思います。そのような挑戦の場を設け、留学中サポートしてくれた国際交流センターの方たち、韓国語の指導をしてくださった伊藤先生、関わってくださったすべての方に、この場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
 このレポートが留学に悩んでいる方に少しでも参考になれば良いなと思います。