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留学体験記

【韓国】韓国外国語大学への交換留学を終えて

【派遣先】韓国外国語大学 【留学期間】2017年8月~2018年8月
人間発達文化学類 K.Kさん

 1年間の交換留学を終えて、まず言いたいことは、間違いなく人生で一番充実した1年だったということです。韓国外大には本当に様々な国からの留学生が来ているので、世界中を旅したのと同じような感覚で、多国籍の友達を作ることができました。

 外大は学期休みが少ないのですが、それでも一緒に韓国内を旅行したり、週末を利用して少し遠出をしたりしたので、学校の授業だけでなく思い出も作ることができました。その代り友達が帰国する時はとても悲しく、学期末ごとに涙のお別れをしなければなりません...。寮生活、学校生活、休日と長く時を一緒に過ごすので、お別れした後も毎日連絡を取るくらいの友達もできました。

 まず授業については、級が上がるごとにつれてやはり難しくなっていきますが、日本人にとって韓国語は学びやすい言語ですし、クラスも少人数制で常に質問しやすい雰囲気なので、そこまで言語や授業について困ったことはありませんでした。
ただ、テストや発表が多く準備が大変な部分もありました。1年が4学期制なので中間期末発表と合わせると、2週間に1回ずつ程度の頻度で試験があることになります。大変な分だけ実力が上がるとも言い換えられますが...。
 授業が終わった後友達とご飯に行ったり、カフェで勉強したりするのも醍醐味です。そして1年間、好きなことだけ勉強できることが、どれだけ楽しく恵まれているのか実感できました。

 次に寮生活についてです。留学生活で一番辛かったことは、ルームメイトとの寮生活だと言えます。言語が違うだけでなく、文化や考え方が違う人と生活するのはなかなか大変でした。留学して異文化理解を深めるなんて軽々しく留学前は言っていましたが、一緒に生活する上で、どうしても理解できないこともあります。多文化を認めるというのは、すべてを受け入れる態度ではなく、受けながすという意味なのではないかと考えも変わりました。そして特に私は(日本人は)自分の意思をはっきり言えない性格なので、かなりストレスも溜まりました。生活リズムや部屋の使い方など、やはり価値観は国、人によって違うので...。それでも今考えるといい経験だったと笑い話にできますが、当時は苦労しました。

 最後に留学の良い点についてです。それは世界中に人脈が広がることと、その文化や価値観の違いに触れて、自分の固定観念や価値観を実際に感じながら少しずつ変えていけること、そして留学後も友達を訪ねに世界に遊びに行く活力となることだと思います。
 留学をして後悔することは絶対ないと言い切れます!悩んで行かずに後悔することはありますが、行って後悔することはありません。
 5年で卒業できるか、費用がどれくらいかかるのか、行く前には心配事はたくさんあると思いますが、それでも行く価値は大いにありました‼ 人生で今くらいしか時間とお金と機会に恵まれた時期はありません。何もわからなくても、とりあえずやってみたら何か大きく得られるものがあるのではないでしょうか。