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【中国】留学最終レポート ~1年間上海で暮らしてみて~

【派遣先】華東師範大学 【留学期間】2018年9月~2019年6月
人間発達文化学類3年 渋谷 瑠菜

 

交換留学をすると決めたあの日から早1年半

 1年生の1月末、確かあの日はテスト期間中でした。S棟をふらふら歩いているときに、「そろそろ留学について考えてもいいな」となぜか急に思いたち、思い切って国際交流センターに足を踏み入れてみたのです。国際交流センターの先生に話かけるとき、すごくドキドキしたのを覚えています。「すみません、交換留学についてお聞きしたいのですが。」と話しかけ、交換留学に関する説明を受けました。そして職員さんが驚きの一言を私に放ったのです、「でも、来年9月からの募集はあと10日くらいで締め切るよ。」と。そしてこの機会を逃すと2年生での留学は不可能になり、3年次に留学することになるとのことでした。そこで私は応募に必要な資格や費用面、また中国語の授業が好きだったことを考慮し、その日に「中国に留学するぜ!」と決めました。あの時、テスト期間に掃除してしまうようなノリで国際交流センターに入って本当に良かったです。テスト期間中の応募準備はかなり大変でしたが、無事に締め切りギリギリに提出することができました。留学を終えた今、あの時の自分に何か言えるとすれば、「あの時国際交流センターに入ってくれて、そして留学すると決断してくれてありがとう。」と言いたいです。なぜならば約9か月の中国留学生活は私の人生のターニングポイントとなったからです。福島で生まれ育ち、一度も都会で暮らしたことのない芋大学生が、外国の都会、上海に留学したらどうなったのか、少しだけ紹介します。

波乱万丈だった最初の1~3か月間

 私は留学する前に外国に行ったことが無かったため、中国が私にとっての初めての外国でした。出国の日は1人で飛行機に乗りましたが、まず空港で、預け荷物の重量がかなりオーバーしており、3万5千円ほど追加料金を払いました。9月から留学する皆さんはしっかりキャリーケースの重さを家で測ってから空港に向かってくださいね。
 そして上海に着いてから、タクシーに乗るときに白タク運転手に騙されて2千円ほど多く払うことになりました...。今では安い勉強代と思っています。無事大学の寮に到着してからも、海外キャッシングできると思っていたクレジットカードが使えず、両親に日本から送金してもらいました。このように、私が準備不足だったあまり、親に迷惑をかけ、金銭的な面でもかなり損をしました。
 そして、最も苦労したのがやはり中国語です。福島大学で中国語の授業を受けてはいましたが、中国に着いた時、「これいくらですか?」も分からないほど喋れませんでした。そのため、言いたいことが言えなかったり、馬鹿にされたり、様々な手続きの時に困ったりと苦労しました。授業は全部中国語で行われるのですが、最初は30パーセントほどしか聞き取れず、毎日録音していたのを覚えています。そんな辛かった留学最初の期間でしたが、留学をしなかったら出会えなかった様々な国の人に出会い、また様々な文化に触れることができ、毎日が新鮮でした。

 

中国語がある程度喋れるようになった4か月目から留学終了まで

 前期はできる限り勉強を頑張り、クラスで一番の成績を取って終了式を迎えました。その後の冬休みは中国を2~3週間一人旅し、様々な中国人と触れ合ったため、留学後期には生活に不自由のないくらい、中国語を話せていたと思います。後期はボードゲームクラブに入り、簡単な麻雀やポーカー、トランプなどをして中国人学生や留学生と沢山触れ合いました。その他にも、後期の寮は一階に勉強スペースがあったため、毎日留学生と中国語や英語で話したり、時にはふざけたりして、とても楽しかったです。中国に留学をしてできた友達は多く、国単位で換算すると30か国以上もの友達ができたと思います。異文化交流もでき、とてもいい経験になりました。

 

中国という国

 一時帰国のときに「中国どう?」「中国人ってどんな感じ?」とよく聞かれました。しかし、1年間中国に住んでも答えは分かりません。きっと、中国に何十年住んでも分からないと思います。中国に関する本を多数出版されている浅田次郎さんがこう言っていました、「中国は国が広すぎる、人が多すぎる、歴史が深すぎる」と。
 中国は日本の25倍の国土面積をもち、日本の人口の10倍以上である約14億人が暮らしています。日本の現在の少数民族は1つのみですが、中国には55もの少数民族が存在しています。私が約1年間住んだ上海も中国のほんの一部です。先日、日本のある民間テレビ局が「上海では無人コンビニが当たり前」という報道をしていましたが、上海は無人コンビニが当たり前ではありません。私が住んでいた近くのコンビニは全て無人ではありませんでした。このようなマスメディアの嘘の情報を鵜呑みにして中国を知ったつもりになっている人には、本当の中国を自分の目で確かめてほしいなと思います。知っていることと、実際自分の目で見たものがイコールではありません。

 

今後

 無事約1年間の交換留学を終えましたが、次のセメスターから福島大学を休学して中国の四川省に1年間留学しに行くことにしました。来年は新たな地で英語と中国語とともに、経済学も学習します。ここに書ききれなかった中国に関する情報や留学情報、または中国語学習についてSNSやブログ、または動画配信を行って活動をしています。もし興味がある方がいらっしゃいましたら是非見てみて下さい。最後になりましたが、留学中あらゆるサポートをして下さった国際交流センターの職員の皆様、また同じ上海の大学に留学し、沢山助けてくれた神原さん、そして両親、本当にありがとうございました。このレポートが次中国に留学する福大生の何らかの役に立ちますように。

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