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【ハンガリー】留学3か月レポート

【派遣先】カーロリ・ガーシュパール・カルビン派大学 【留学期間】2019年9月~派遣中
経済経営学類2年 古川 絵梨

 ハンガリーの首都、ブダペストにあるカーロリ・ガーシュパール・カルビン派大学(以下、カーロリ大学)に留学して、早くも3ヶ月が経とうとしています。あれやこれやと、あたふたしているうちにあっとういう間に時間が過ぎてしまいました。しかし、現在も留学当初と変わらず、新たな発見やハプニングがあり、毎日が新鮮です。今回は、そんなハンガリーでの留学生活について、少しでもお伝えできればと思います。

 

ハンガリーについて

   ハンガリーは東欧に位置し、7つの国に囲まれた内陸国です。EU加盟国ですが、フォリントという独自の通貨を使用しています。そのため、空港以外でユーロを取り扱うお店は見たことがありません。ブダペストはハンガリーの中央北部に位置する街です。中心部にはドナウ川が流れており、その東西にある「ブダ」と「ペスト」という2つ街から成り立っています。

 また、「温泉大国」としても知られた国で、入浴スタイルなどは日本と異なりますが、そこには違った素晴らしさがあります。そして、「ドナウの真珠」と称されるほど夜景が美しいです。特に、「世界で最も美しい」と呼び声高い国会議事堂は内装も圧巻ですが、その夜景は息をのむ美しさです。他にも、世界一豪華と謳われるニューヨーク・カフェや世界一綺麗と称されるマクドナルドなどがあります。

 何より、私個人としてはハンガリー料理がとても魅力的です。ハンガリーの国民的スープであるグヤーシュや家庭でもよく作られるポガーチャ、ランゴーシュなど味わい深いものばかりです。お酒はあまり得意ではありませんが、トカイ・アスーと呼ばれる白ワインは甘く芳醇な香りがして飲みやすいです。また、パーリンカという食前酒も有名です。アルコール度数が40%以上あるため、かなりきつかったですが、興味のある方はぜひ試してみてください。

▲国会議事堂

▲ランゴーシュとトカイ・アスー

 

学校生活

   私はカーロリ大学の人文学部に所属しています。この学部には、英語学科と日本語学科があります。学科によって建物の場所が異なるため、履修の際は注意が必要です。

 英語学科では、もちろん全ての授業が英語で行われます。私は英語力が乏しいまま留学してしまったため、日々が勉強です。授業についていけず、落ち込むこともありますが、先生方や他の受講生の方々はとても優しく、なんとか続けることが出来ています。また授業は少人数制で、そのほとんどがカーロリ大学の学生ということもあれば、逆に半数以上が留学生ということもあります。

 日本語学科の授業は、基本的にハンガリー語で日本のことを学ぶというものですが、日本人の先生が日本語で行う授業もあるため、私はアシスタントのような立ち位置で参加させていただいています。『会話V』という授業では、日本語でプレゼンテーションを行います。プレゼンの概念から始まり、スライドや原稿の作り方、グラフの用い方などを学習します。また『対話』という授業では、「人の話を聴く」をコンセプトに先生の出されたお題に沿って意見交換を行います。そのため、私自身、これらの講義を通して学ぶことがたくさんあります。

 また、私はハンガリー語初級を履修しています。発音は日本語とかなり異なるため、なかなか難しいですが、名前を書く際に「名字→名前」の順に書くというような共通点もあるため、とても興味深いです。何より、ハンガリー語を使うと相手が嬉しそうな顔をしてくれるので、勉強して良かった、もっと頑張ろうという気持ちになります。

 さらに、『Healing Power of Nature』という面白い授業があります。この授業は、3回しか講義がありません。2日間は野外活動で洞窟探検や山登りをします。そして最後の授業ではグループプレゼンテーションを行います。洞窟探検では、暗闇の中をヘッドライト1つで這ったり登ったりするためかなり汚れます。2日連続だったこともあり、山登りでは予想以上の疲労感に襲われましたが、頂上に着いた時の達成感とあの雄大で美しい景色は忘れられません。3日間という少ない期間ではありますが、内容はかなり濃いものになっており、ハンガリーの自然に触れる良い機会だと思います。

▲D25と呼ばれる英語学科の建物

▲頂上からの景色(Healing Power of Nature)

 

日常生活

   私は日本語学科の学生寮で生活しています。建物内は左右に男女の部屋が分かれていています。キッチンと洗濯機は男女共有ですが、それ以外のトイレやシャワールームはきちんと男女別です。部屋は4人1部屋で、私のルームメイトは2人が日本人、1人は韓国人です。4人で話をするときは英語を使いますが、日本人同士で話す際はつい日本語になってしまいます。寮には他にも韓国やアメリカから来ている留学生がいますが、日本語を話している方が多いように感じます。この点は、今後の課題です。ですが、お互いの国の料理を作り合ったり、パーティーをしたり、一緒にカフェやショッピングに出掛けたり、英語を教えてもらったりと寮での生活は楽しいですし、勉強になります。

   また、ブダペストは公共交通機関がとても充実しています。寮から大学までは主にトラムやメトロ、バスを使います。定期券は学生料金が1ヶ月3,450フォリント(約1,242円)で、ブダペスト市内であればこれら全ての交通手段が利用可能です。この通りハンガリーは西ヨーロッパや日本に比べて物価が安いです。そのため、自炊をすることでかなり出費が抑えられます。学寮から徒歩5分圏内にはスーパーがあるので、食材は入手しやすいですし、安くて美味しいパンも売っているため、今日は何も作る気が起きないという日にも困ることはありません。トラムを使えば、近くのショッピングモールや他のスーパーにも簡単に行くことができるため、大変便利です。


▲日本語学科の寮

 

終わりに

   この約3ヶ月間は本当にあっという間でした。時間の流れとはこんなに早いものだっただろうかと驚いています。正直、この3ヶ月で自分はどう成長したかと問われれば、明確な何かを、自信を持って答えることはできそうにありません。だからこそ最後に後悔しないよう、感謝と初心を忘れず、残りの留学生活を楽しみながらも、最終的にこの留学を通して自分が得てものが何であったのか、胸を張って答えられるように日々精進したいと思います。