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留学体験記

【韓国】6ヶ月の韓国生活を経て

【派遣先】韓国外国語大学 【派遣期間】2019年9月~2020年2月
経済経営学類 O.Aさん

  

 新型コロナウイルス感染拡大を受けて、私の韓国外国語大学校への交換留学は半年に短縮して終了しました。予想外の展開で幕を閉じた留学生活でしたが、とても良い経験と思い出を作ることができました。前回の半年レポートと内容が重複する点もあると思いますが、これから韓国外国語大学校への留学を考えている方の参考になればと思います。

学校生活

 まず、一番長い時間を過ごした韓国外国語大学校の韓国語授業(語学堂)に関してです。1級~6級まで自分のレベルにあったクラスで学ぶことができます。クラスは10~15人程度、多国籍で構成されています。少なくとも5つ以上の国籍を持つ友人と出会えるので、韓国についてだけでなく、世界についても理解を深められる環境でした。授業は専門の先生による水準の高い韓国語授業を通して、間違いなく語学力の向上が望めると思います。
 私は2級、3級のクラスで学んできました。留学開始時はTOPIK(韓国語能力試験)2級レベルの私でしたが、平日は毎日授業を受けながら1月に受験したTOPIKで5級を取得することができました。現地で学ぶことのメリットとしては、生活する中で自然とリスニング力が向上し、授業で語彙・文法を知識として身につけることができるので効率よく韓国語を身につけることができる点だと思います。
 しかし、語学堂の環境はなかなかネイティブコリアンに出会えないので、学内で行われている交流プログラムに積極的に参加することや、学部開講の授業を聴講して友人の輪を広げることをお勧めします。

▲語学堂の学外研修で

▲BUDDYプログラムで出会った友人たちと


日常生活

 韓国の季節や生活スタイルは日本と大きな変化はありません。留学をすると新しい環境に適応することが課題になりますが、日本との共通点の多い韓国では生活スタイルは日本のまま、周辺環境のみに適応することで留学生活を送ることが可能でした。私はもともとストレスがたまりにくい性格でしたが、この環境は長期的に生活する上で個人的にありがたかったです。

 食事に関しては、辛いイメージがある韓国にも日本人が比較的食べやすい味付けの料理が多くあるので、辛い物が得意ではない方も困らないと思います。構内には学校施設をはじめ、食堂(一食約3000w前後)、郵便局、コンビニ、カフェがあるので学内で生活を完結できます。また、韓国はデリバリーサービスが非常に発達しているので、外で食べるのは面倒だな、という時にも食べたいものを部屋で食べることができます。学外に出れば飲食店、マートも近くにあるので日常生活は十分に送れました。そして、韓国は交通費が日本に比べ格段に安く、龍仁ではバス移動が基本でしたが、外出はしやすかったです。週末にはよく外出したり、近くにある韓国最大の遊園地に友達と出かけたりして、たくさんの思い出を作ることができました。

参考に...

生活費

総じて物価は日本と大きく変わりません。人によって異なると思いますが、参考程度に私の一か月の最大生活費は約4万円でした。

内訳
食 費:学食や外食 約1万5000円
移動費:毎週末ソウルにいった月 約5000円
買い物:服などショッピング 約2万円

周辺施設

構内情報は上記参照
構外:学校から校門外まで無料バスが運行。
コンビニ(CU・セブン・ミニストップ・イーマート24・GS25)、ネットカフェ、飲食店(Lotteria・Baskin robbins・焼肉・チキン等)、居酒屋、布団屋、マート



まとめ

 韓国留学を経験して、長期的に外国に住みながら学ぶ貴重な経験ができました。そして、視野が広がり韓国だけでない外国の言語や文化に関心を持つ契機にもなりました。特殊な状況下で終わってしまった留学でしたが、様々な状況の変化に適応する能力を身につけることができたので良い体験だったと肯定的に考えていきたいと思います。何が起こるかわからないからこそ、様々な考えが浮かんだり、やりたいことが見つかったりするものだと学びました。狭い視野で生活していたこれまでよりも、多様なことに興味を持つようになり、楽しく過ごせていると思います。今後も留学を通して培った積極性と行動力をもって、自身のやりたいことを思う存分実行し、後悔のない大学生活を送っていきたいと思います。

最後に私の留学を応援してくれた方々に感謝したいと思います。ありがとうございました。