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留学体験記

【中国】華東師範大学留学中間レポート①

【派遣先】華東師範大学 【留学期間】平成28年3月~平成29年2月
現代教養コース I.Mさん

学習の様子

 私は、本科漢語国際教育2015級(5)班に所属し、上記の科目で17単位取得できるように勉学に励んでおります。既に、日本で中国国家承認の漢語水平考試「HSK6級」(一番上の級)に合格し、口語の試験も「高
級」に合格しているため、中国人の本科生とともに学習することが許されました。しかし、大学での授業は、中国語学部の専門的なことを学ぶため、内容が難しく先生の説明される詳細を聞き取ることが難しく、中国人の学生にやっとついていっている感じです。
また、課題も多く、長い休暇以外は、土曜日や日曜日もずっと机に向かってレポートを書いています。留学生だからといって甘んじることは、許されないようです。

内容

◆現代漢語・・・邵敬敏『現代漢語通論』上海教育出版社 2001年
・中国語の文法分析 語法、文型系統、センテンスの系統、句法系統など
・課題・・文型の説明について文献を使い3000字以上で分析しレポート
     句式の誤りについて文献を用いて訂正し補足する
     文法の段落分析 など
◆対外漢語教学法・・・徐子亮、呉仁甫『実用対外漢語教学法』 北京大学出版社 2004年
               劉弘『国際漢語教師入職必修十課』 商務印書館 2014年
・語言教学法 通訳法、直接法。聴話法、視聴法、認知法、功能法、任務型法
・試講義・・・留学生のクラスで試行
・課題・・・教案作成、実際授業で使うパワーポイント作成
◆中国古代文学・・・朱東潤『中国歴代文学作品』上海古籍出版社2002年
・岑参『白雪歌送武判官帰郷』、李白『蜀道難』など
・課題・・・唐詩300首を10分類する
◆古代漢語・・・史記『淮陰侯列伝』、枚乗『上書諫呉王』など
・平仄の法則を覚える
◆対外漢字教学法・・・表意文字、象形文字、甲骨文字、漢字字源、漢字分析、独体字、合体字、形声文字、会意文字など
・漢字の教学法
・課題・・・グループ発表、各自で漢字の構造分析、形声文字会意文字分析
◆中国思想文化・・・中国文化、老子の思想、韓非子の思想、仏教など
◆中国現代社会概況・・・中国の教育、科学技術、中国人の信仰宗教、中国の環境保護、中国のメディア、中国の体育

・パワーポイントで各分野の講義 ・課題・・・閲読、感想文など


▲勉学に勤しむようにと劉弘先生からご自分の編まれた教本をいただきました。
劉弘『国際漢語教師入職必修十課』商務印書館 2014年


学習環境
■華東師範大学

1951年創立の教育部直属の全国の重点大学です。華東師範大学は、上海市に位置し、中山キャンパスと閔行キャンパスに分かれていています。私は、国際漢語学院が所属する中山キャンパスで学習、生活をしております。キャンパス内は、緑が多く毎日の通学が清々しく感じられます。
  
【写真左】正門 【写真右】国際漢語学院

  
【写真左】キャンパス内 【写真中】正門横にある工商銀行 【写真右】荷物が届く「学子驿站 」

■宿舎

留学生の宿舎は、全部で4か所あり、一日の宿泊費も30元から145元と様々です。私は、一日40元の二人部屋に入っております。ベット、机、タンスがありインターネット、空調の環境も整っております。同じ階には厨房、シャワールーム、トイレあり共同で使っております。台所には、冷蔵庫、電磁コンロがあります。洗濯機と乾燥機が他の建物にあります。服務員もとても親切でいつも優しく対応してもらっています。

 
【写真左】留学生宿舎公寓2号楼 【写真右】留学生宿舎2号楼ロビー

 
【写真左】二人部屋 【写真右】到着した日に買ったもの