9月から10月までの5週間の語学研修は私にとってとても刺激的で充実したものでした。そもそも、私がこのプログラムに参加しようと思ったきっかけは、交換留学に興味があったからです。しかし、英語力が長けているわけでもなく、海外にすら行った経験がなかったので、このプログラムを通して海外の生活とはどんなものか体験しようと思い、参加することにしました。
オーストラリアでの生活はというと、平日は朝5時に起きてバスに乗り、約1時間かけて学校に行きます。20人弱で編成されたクラスで小さなグループを組み、スピーキングやリスニングの練習を踏まえて、ほとんどの授業がディスカッションでした。
日本との形式とは打って変わって、自由に発言し、英語で意見を交わしあうことを重点に置いた授業内容でした。はじめはうまく英語で説明することができずに戸惑ってばかりでしたが、慣れてからは違う文化や考えを持った人と話すことが楽しくて仕方ありませんでした。週末は現地の友達とフェステバルに行ったり、ホストファミリーと一緒に出かけたりするなどして過ごしていました。
私のホストファミリーは2歳と0歳の子供のいる4人家族でした。幸いにもとても親切で暖かい家庭だったので、初日から打ち解けあうことができ、毎日リラックスして生活することができました。
ホストファミリーとの一番の思い出は、誕生日パーティーです。9月に入ってからすぐに、ホストファミリーである子供が1歳の誕生日を迎えました。パーティーにはお祝いきた人々がたくさん家に訪ねてきました。オーストラリア人だけでなくスペイン、フィリピン、韓国、スイスなどあらゆる国出身の人たちがいました。この日は私がオーストラリアに滞在した中で一番英語を話し、人と触れ合ったと思います。
日本や福島の文化や生活、歴史ついてたくさん聞かれ、もっと日本について学ばなければならないと自分の知識の少なさを感じましたが私にとって、とても貴重な日になりました。(写真・誕生パーティーにて)
福島大学の学生全員でクイーンズランドの学生を招いてプレゼンテーションも行いました。
「Charms of Japan」をテーマに二つのグループに分かれてそれぞれ日本のこと、福島のことについて一人ずつ話しました。私は福島のラーメンを題材にスピーチをしました。
人前で英語を使ってスピーチするのは初めてで、本番はとても緊張しましたが少し笑いもとれて、自分なりにベストを尽くすことができたので終わったあとは、達成感でいっぱいでした。プレゼンの出来としてはまだまだでしたが、このプレゼンをやったことで私自身一つ成長できたと感じています。
オーストラリアにいたこの五週間は毎日が刺激的で、とても充実したものとなりました。
うまく英語が通じず夜道をさ迷ったり、外食で頼んだはずのものと違うものがきたりと、ハプニングも日常茶飯事でしたが、それも含めて今となってはいい思い出になっています。
語学学校に通っている生徒は皆、高い志を持った人が多く、その人たちの姿を見ていると自分ももっと頑張らなければならないという気持ちにさせられました。また、現地でこれから先も大切にしたいとおもえる友達にも出会いました。
短い研修期間でしたが、オーストラリアで多くのことを得ました。
オーストラリアで出会えた多くの人に感謝し、これからさらに成長していけるよう頑張っていきたいと思います。(写真・プレゼンテーションにて)