アテネオ・デ・マニラ大学での英語研修は、私にとって大きな経験となった。これから英語研修と、英語以外で学んだこと、このふたつの観点からなぜ大きな経験となったのかを述べていきたい。
まずひとつめ、英語研修としての観点。アテネオでは月~木曜が授業となっており、金~日曜日が休みとなっている。授業の日は午前3時間、午後3時間、計6時間の授業が行われる。初日にテストがあり、そのテストを受けることで自分の英語のレベルにあったクラスへと振り分けられる。そのため、英語のレベルは自分にあっていた。しかし、高校生の時に学んだ文章の読解方法や文法を習うときがあるため、内容は時々稚拙に感じた。英語の教え方に関しては、先生方がとてもフレンドリーで、なおかつ生徒一人一人としっかり向き合っているように感じ、私たちもそんな先生の想いに応えたいという気持ちで自分から勉強することができた。
次に、英語以外で学んだこと。私にとって今回が初めての海外で、かなり不安が大きかった。しかし、寮の人たちや先生、アテネオの学生がとても優しく、よく気にかけてくださったおかげで、本当に楽しい海外生活になった。さらに、レストランでの注文、電車やトライシクル・ジプニーに乗ること、値切り交渉。ここでは書ききることができないが、この1ヵ月のなかで本当にいろいろな経験をすることができた。休みの日には泊りがけで海に行くこともでき、英語以外にも充実した日々を送ることができた。
このアテネオ大学英語研修は、英語研修としても海外留学としても素晴らしいものだと思う。私はこの英語研修で英語に対する恐怖心がなくなり、なおかつもっと学びたいという意欲が出た。そして1か月という短くも長くもない期間海外で生活することができたため、どこでも行けるし生きていけるという自信がついた。海外に対する心の障壁を取り除くことができたのだ。私は海外に行ったことがないという人にこの英語研修をおすすめしたい。なぜなら初めての海外だった私が、この研修で多くの自信をつけ、自分の視野を広げることができたからである。私にとってこの英語研修は、私の今後の人生を変えるものだった。今ではそう確信している。