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留学体験記

【ドイツ】留学レポートⅡ

【派遣先】ルール大学ボーフム 【留学期間】2017年3月~2018年3月
経済経営学類 K.Nさん

はじめに

 留学してから約半年が経ちました。今回のレポートでは、私が経験したドイツからヨーロッパへの旅行における知識を共有したいと思います。ドイツに留学する方や、ドイツを含めるヨーロッパ旅行を計画中の方にお役に立てるような内容だと思います。 また、ドイツの学生の夏休みの過ごし方について述べたいと思います。前回のドイツ語でのレポートで「ドイツにいる外国人留学生と日本にいる外国人留学生の違い」についてまとめたのですが、その中でドイツにいる外国人留学生の方が母国が分散していると述べたので、その根拠となるデータを外国人留学生の割合が同じで理系のルール大学と東北大学の比較でドイツ語で示していきます。

ヨーロッパ旅行の良い点

ヨーロッパ内の移動がしやすい

 まず、ヨーロッパ内の移動手段として①飛行機②電車③バスが挙げられます。必ずしもバスが安いわけではないので、以下のアプリ(ウェブサイトもあります)「GOEURO」と「Skyscanner」を使いながら、自分の条件にあった移動手段を探します。
 ドイツ国内の場合、大体バスが一番安く、予約する日が早ければ電車でもバスと変わらない価格で購入することができます。 国外の場合、「Ryanair」というLCC航空会社が破格の値段で航空券を販売しています。例えば、私がロンドンに旅行した時はケルン~ロンドン間往復で約40ユーロでした。しかし、もっと安く行こうとすれば20ユーロぐらいのチケットもあります。 また、RyanairではなくドイツのLCCを使って南仏のニースにも旅行しました。片道約30ユーロでチケットを手に入れることができました。パリからドイツに帰ってくる際には約6時間かけて約30ユーロのバスを利用しました。
 留学する前、福島から東京行きの高速バスが約4000円だったことを考えると、日本より手頃に国外旅行ができるということがわかります。

学生割引がある

 EU圏内の学生であれば、美術館などの各施設が割引または無料になったりします。ドイツではプラネタリウムや美術館、博物館のような施設を始めとし、ライン川クルーズまでもが割引になります。
 私がフランスのヴェルサイユ宮殿に行った時も、ドイツの学生ビザを見せるだけで無料で入館することができました。残念ながら、日本の学生証だと無効です。
 そして、無条件で無料となる有名スポットもたくさんあります。例えば、ロゼッタ・ストーン大英博物館です。あのクオリティを無料で体験できることは大変すばらしいと思います。各展示ブースにスポンサー企業の名前が書いてあったので、世界中の人に宣伝できる絶好の場所ということなのでしょう。ちなみに日本の展示ブースも設けてあり、スポンサーは三菱商事でした。


ヨーロッパ旅行の悪い点

公共交通機関の時刻表は目安でしかない

 公共交通機関は遅延が当たりです。この問題で幾度か頭を悩まされました。何分おきにくる地下鉄のような乗り物ならまだしも、飛行機の出発が1時間遅れるのも普通です。また、逆パターンもあります。始発の駅なのに、少し早く出発したりすることもあります。
 並ぶ文化もあまりないようなので、周りのヨーロッパ人に圧倒されます。日本のように「どうぞ、どうぞ」などとやっていると、本当にドアが閉まって置いていかれたりします。
 バス停が変わったり、出発時間が遅れたりしても誰も教えてはくれないので、周りの人と常に情報交換や確認を取り合うことが大事だとわかりました。

プロフェッショナルなスリがたくさんいる

 残念ながら、アジア人の旅行者はスリのターゲットになりやすいです。特にパリの地下鉄には要注意です。日本語で「スリにお気をつけください」と言うアナウンスが入るほどです。日本だとデパートなどで買い物をして可愛いブランドの袋をもらったりすると、そのままぶら下げながら歩いたりしますが、それをヨーロッパですれば「私はお金を持った旅行客です」とスリの方々に知らせているようなものです。
 こちらにいる留学生たちと話していても、必ず一人一ネタ、パリのスリに関する経験を持っているほどです。街を歩く時も乗り物に乗る時も、細心の注意を払いながら移動するので非常に疲れます。

ドイツの学生の夏休み

 私が留学しているルール大学では、夏休みは人によって異なりますが、大体8月のお盆あたりから10月半ばまでです。
 一番驚いたのは、福島大学のようにテスト期間は全体で統一されておらず、8月の初めに夏学期が終わってしまう学生と、下旬までテストがあり夏休みに入れない学生がいます。
 私が春に出会った学生の中には、まだ冬学期のテストが終わってないと言う学生までいました。
 
 夏休みの過ごし方は人それぞれです。しかし、日本の学生のようにアルバイトに勤しむ学生はそこまで多くありません。私の友達によると、アルバイトする時には経験を問われることが必須なため、ドイツではとても難しいことの様です。また、日本で大きく違うと感じるのは、長期間のインターンをすることです。

Die Nationalitäten der ausländischen Studierenden

Diese Tatsache hilft Ihnen, mehr unterschiedliche Ideen von internationalen Studierenden zu erfahren. Zum Beispiel, wenn Sie zum "Sprach Cafe" (; a cafe of language practice meet up in Rub) gehen, können Sie viele Leute aus verschiedenen Ländern kennen lernen. Dann können Sie Meinungen aus vielen Perspektiven austauschen, mit neuen man nicht gerechnet hat. Wenn Sie eine Diskussion über ein Thema zwischen Asien und Europa in Japan haben, würden Sie mehr Chancer haben, Asiatisches Denken, aber nicht Europäisches oder Meinungen aus anderen Ländern zu hören.

東北大学HP(https://www.tohoku.ac.jp/japanese/overseas/overseas/02/overseas0203/)
ルール大学HP(http://dwh.uv.ruhr-uni-bochum.de/aufgaben/planung-berichtswesen/statistik/auslaendische-studierende/)

おわりに

 以上の様な経験をし、且つ学べるのはヨーロッパならではのことなので、今後も周りに関心を向けながら生活していきたいと思います。また、現在はまだ夏休み中なので語学学校だけですが、10月半ばからは大学も始まるので、授業に向けて準備に励もうと思います。