私は国際交流センターのクイーンズランド大学ICTE-UQ短期語学研修プログラムを利用して8月24日から9月30日までの約5週間オーストラリアに留学した。この5週間でたくさんの素晴らしい経験をすることができた。これから今回の留学から得た経験について述べていく。
まずICTE-UQでの学びである。ICTE-UQには世界中から英語を学ぶ学生が集まっており、とても刺激的な環境であった。
私が最も強く感じたことは教師陣の質の高さである。英語を使って英語を学ぶといった今まで経験したことのなかった授業形態であったが、先生の分かりやすい解説と、熱心な姿勢のおかげで理解を深めることができた。
また、私のクラスは特にスピーキングに力を入れた授業であり、日本にいては、なかなか伸ばすことが難しいと言われるスピーキング能力を向上させることができた。最初に受けたスピーキングの試験では、自己紹介をすることすらままならなかったが、研修を終えて最後のスピーキングの試験では8分間英語だけを用いてペアとディスカッションすることが可能なまでになった。
次にホームステイ生活である。ホームステイ生活の一番の魅力は、実際にオーストラリアでの生活について、身をもって体感できるということであった。食生活や家の中でのルール、マナーも日本とは異なることが多く、異文化体験をすることができた。
また、ホストファミリーには仲良くしてもらい週末は野外のマーケットに連れて行ってもらうなどした。ホストファミリーとの絆も深まり、とてもいい体験ができた。
最後に現地での生活や観光、遊びなどについてである。私たちが滞在したブリスベンには、観光の名所が数多くあったことに加え、世界的にも有名なゴールドコースト、サンシャインコースト、モートン島もそれほど遠くないところにあったため、観光も存分に楽しむことができた。なかでもよかったのはモートン島である。私たちは一泊二日での観光のプログラムに参加した。今まで見たことのないような透き通った海、美しい夕日を見ることができたとともに、同じプログラムに参加したほかの国の人たちとも仲良くなることができ、一生忘れられない体験となった。
このような経験を通して英語力の向上のみならず、自らの視野を広げるという意味でも非常に貴重な経験となった。今までの人生の中で最も刺激的な5週間であったと感じている。また、人との出会いや、私が過ごす環境を形成する様々なものに対して、ありがたみを感じた研修でもあった。この5週間で得たことを今後の人生で生かしていきたいと考えている。