私は高校生の時から留学をしてみたいと思っていたので、国際交流センターでこのプログラムの存在を知り、参加することにしました。私はまだ1年生で日本の大学生活にも慣れきっていないし、十分に英語の勉強をできていないと感じていたため悩みましたが、思い切って参加して本当に良かったです。
まず始めにテストを受け、その結果でクラス分けされました。私のクラスは日本人が多かったですが、ほかに中国と香港と韓国出身の人がいました。中にはオーストラリアで働きながら語学学校に通っている人もいて、年齢も様々でした。
授業は平日、2時間の授業が2コマありました。ほとんどグループワークだったのですが、日本語を話すことは禁止されていたので、授業で英語を話す機会が日本よりずっと多かったです。そのため、会話中でよく使われるけれども知らなかった英単語や会話表現を知ることができてとても勉強になりました。英語の映画や動画を見せてもらえることも多く、とても楽しい授業でした。授業中に寝ることや携帯電話の使用については日本の大学よりも厳しく注意されるので、授業に対する意識が変わりました。また、外国人は積極的に発言したり、わからないところはどんどん質問したりしていて、良い刺激を受けました。日本人は控えめになりがちですが、まわりを気にする必要なんてないのだと思うと、毎日とても過ごしやすかったです。
午後は授業が無く自由なので、友達と大学内でご飯を食べたり、シティーに行ったり、クラスのみんなでBBQをしたりしました。アクティビティもたくさんあり、興味のあるものにはどんどん参加することができました。
▲クラスのみんなと
物価は高めですが、服は日本と同じくらいの値段で買えるものもありました。ショッピングセンターやスーパーは売っているものが日本と違っていてとても楽しかったです。特にスーパーに売っていた果物がおいしかったです!
Wi-Fiは、道に迷うのが不安な人や、午後や休日に色んな場所に出かけてみたいと思う人は現地で安くポケットWi-Fiを買うことができるのでおすすめです。
また、私が留学したときオーストラリアは冬~春の気候でしたが、朝は気温が10度前後で、昼は20度以上、というように温度差が激しかったので、服装には気をつける必要があります。また、日差しがとても強く、日焼けと目が疲れるのが気になったので日焼け止めとサングラスは持っていた方が良いと思います。
私のホームステイ先は、マザーとファザーと小学生の息子さんの3人家族でした。オーストラリアは早寝早起きの習慣があることを知らなかったので、ホームステイ初日は家族が8時頃に寝てしまったことに驚きましたが、私も規則正しい生活をすることができました。
会話についてですが、私は家族に何か質問されても、使われた単語の意味がわからなくて答えられない時があったり、発音がうまくできなくて言いたいことが伝わらない時があったりしました。そのときは簡単をもらったり、スペルを伝えたりしました。電子辞書やノートを使うなどの工夫をして少しでも会話ができるよう努力すれば、英語の上達も早まると思います。
夕食は家族全員で、テレビを見ながら食べていました。ほぼ毎日お肉料理だったので、贅沢でした。また、家族は映画を字幕付きにして見せてくれたり、オーストラリアの有名な動物や、スラング、おすすめの場所などをたくさん教えてくれたりしたので、オーストラリアをより深く楽しむことができました。
私にとって留学したい理由の一つにホームステイをしてみたいから、というのがあったので、実際に体験できて良かったです。
休日は動物園、遊園地、ゴールドコースト、シドニーなど多くの場所に行きました。私はホストファミリーからたくさんの場所を観光すべきだと言われたので毎週土曜も日曜もずっと遊びっぱなしでした。クラスの外国人の友達や一緒に留学した福大生の皆さんと出かけることができてとても楽しかったです。
▲シドニーの動物園から見た景色
この短期留学を通して、もっと英語を勉強したいという気持ちが強まりました。私は特にオーストラリアに行きたいと思っていた訳では無かったのですが、オーストラリアは治安もよく、人々もフレンドリーで優しくて、とても良い場所でした。私は大学までバスで1時間くらいかけて通っていたのですが、運転中に運転手とお客さんが楽しそうに世間話をしているのをみて、日本との違いに驚きました。オーストラリアは本当に多国籍でいろいろな国の人がいて、英語があまり話せない人にも慣れているようだったので、海外初心者の私でも安心して生活することができました。留学から帰ってきてしまいましたが、日本でもできることはあると思うので、経験してきたことを忘れないで日々努力していきたいです。