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留学体験記

【ハンガリー】第二回目留学レポート

【派遣先】カーロリ・ガーシュパール・カルビン派大学 【留学期間】2017年9月~2018年7月
経済経営学類 S.Sさん

 留学がもうすでに半年を経過し、私のハンガリーでの生活も残り半分を切りました。この半年間は光の速さほどのスピードで過ぎ去ったにも関わらず、その内容の濃さは、今までの人生とは比べることができないほどです。さて今回はその半年のことや、残りの期間をどう過ごしていくかについて書いていきたいと思います。

冬休み中の旅行

 クリスマスバケーション、ニューイヤーバケーション、ウィンターバケーションと計2カ月にも及ぶ休みがあったため、旅行をしていました。その中でも最も美しかった場所は、アイスランドです。ハンガリーから飛行機の直行便が出ていたため、それを利用していったのですが、国全体が観光地で、いままで経験したことがないほど自然がきれいでしいた。去年の今頃、まさかハンガリーにいるとは思わなかったし、まさか自分がアイスランドなんて名前の国に立っているとは思いませんでした。留学をすると視野が広がるということをよく聞きますが、見識だけではなく、具体的な行動範囲という意味でも留学を通して変わることができたと、そう感じています。

▲アイスランドの滝です。

半年の変化

 今月の始めからすでに後期が始まっています。そんな中、前期の時に比べ大きく変化したことが2つあります。まず1つめは、語学力の向上です。いままで、授業の英語は60~70%程しか理解することはできませんでした。そのことがとても悔しく、毎日勉強を続けていました。そして4か月を過ぎたあたりから急に授業を理解することができるようになり、更にはスピーキングの能力ものびました。そのおかげでハンガリー人や他の留学生との会話に恐怖することがなくなり、今は本当の意味でコミュニケーションをすることができているような気がします。

 そこまで自分の英語を向上させることができたのも、全て友達のおかげです。同じ留学生だったドイツ人、トルコ人、ポーランド人、スペイン人、ギリシャ人の友達は、私がそこまで英語がうまくないことを理解し、それでも一緒にパーティーへ行ったり、遊んだり、旅行をしてくれました。本当に感謝してもしきれません。彼らがいたからこそ、今の自分がいます。その彼らのほとんどは半年で留学期間を終え、自分の国へ帰ってしまいました。これが2つめの大きな変化です。彼らが去ってしまったことにより、自分にとってはこの後期が新たなる始まりであり、挑戦になります。

▲学校対抗のスポーツ大会に友達と出た時の写真です。ちなみに試合は全敗しました。

残りを過ごすうえでの目標

 残りを過ごすうえで目標にしていること。それは、帰国時にIELTS overall score 8.0以上です。

 ハンガリーにきて何をしたのか。何を残したのか。最近はそのことばかり考えてしまいます。実際体験や活動としてはいろいろやって来ました。それ以外にも、留学に来たからこその気づきや成長がありました。間違いなく自分はこの留学の中で視野が広がり、一回り、二回りも大きくなることができました。しかし留学の中で一番頑張っていること、それは英語の勉強なのです。私たちはその英語を使って友達を作ったり、遊んだり、更には将来にも幅を持たせることができます。私は英語が上達するにつれ、友達とも自信をもって話せるようになり、留学がどんどん楽しくなってきました。だからこそ最終的にIELTSで overall score 8.0以上を獲得しすることにより、その頑張ったことや留学の証明にし、加えて卒業後や仕事にも生かすことができるスキルを身に着けたいと考えています。

おわりに

 去年の今頃、私は1年後の自分が留学をしているとは全く考えていませんでした。そう思うと、本当に不思議な気分です。人生何があるかわからないというのを実際に感じています。留学はもう半分も残っていませんが、自分がさらにこれから何をして、何を感じるのか。留学を終了した後にどんな変化が待ち受けているのか。楽しみで仕方がありません。残りを精一杯過ごしていきたいと思っています。


▲ハンガリーの中で一番好きな風景であるLiberty Bridgeです