私がここ重慶に到着してから、まもなく3ヶ月が経とうとしています(執筆時点)。このレポートでは、主に私の留学での普段の生活について、そして留学最初の3ヶ月を振り返っての感想を中心に書いていこうと思います。
私は昨年2017年の4月ごろに留学を決心しました。中国に留学を決心した理由は、将来に活かせるスキルや知識、見聞、経験を身につけるためです。もちろん、就活も考えましたが、大学生活でしか、こうしたまとまった「良い意味で自由な時間」というものは取れないと感じたので、留学を決心しました。ただ、4年生ということで、実際は留学直前まで卒業論文を仕上げるのに追われていました。第二外国語も、中国語の授業を履修していたわけではなく、中国語に関しては、多少の勉強は行っていたものの、ほとんどゼロ(特にヒアリングに関してはほぼ壊滅的)の状態で日本を出発しました。
2018年の3月1日に重慶に到着し、諸々の手続きを済ませ、3月半ばから授業に参加しています。私は、中国語の初級クラスに所属しており、全員で約10名の小さなクラスで、ベラルーシとロシアからの留学生と一緒に学んでいます。授業は1コマ100分で途中に休憩があります。クラスは少人数のクラスなので、授業の雰囲気はいい意味でゆるく、先生方も本当に優しいので、中国語を楽しく学べています。ただ、発言にしても、課題にしても、主体性が求められるので、自ら積極的に学ぶ姿勢が大切になってきます。また、授業は英語と中国語で行われますし、授業中は中国語での発言も求められますので、出発前は最低限英語だけは、授業を受けられる程度のものを身につけておいた方が良いと思います。また、金曜日には中国文化体験の授業があり、留学生みんなで重慶の博物館など学外に足を運んで、中国の文化を体験しています。
休日は、寮で勉強をしているか、友人とランチやショッピング、観光に出かけるかのどちらかです。重慶は本当に物価が安く、特に公共交通機関の安さには驚きました。観光地は時と場所によってはひどく混雑しているところもありますが、魅力的な観光地がたくさんあります。特に重慶は内陸地でかつ規模も大きい都市なので、少し時間をかければ周辺の山々で自然を堪能できますし、中心部ではそれこそ息を呑むような夜景を見ることができます。これから夏休みを迎えるので、重慶のみならずより多くの地域に足を運んでみようと思います。
その他、大学内では定期的に様々なイベントが開催されています。私は、外国語学院チームの一員として、サッカーの学内トーナメントに参加しました。結果は悔しくもベスト8で敗退してしまいましたが、そうしたイベントも留学生同士の友情を深めてくれます。
最後に、こちらでの生活に関してですが、今のところ特にカルチャーショックで悩んだり、ホームシックになったりといったことはありません。困った時は、こちらの留学生担当の先生方や重慶理工大学の学生が親切にサポートしてくれますので、安心して生活できます(本当に感謝です)。また、寮は基本的に二人一部屋になりますが、留学生同士も非常に仲が良く、みんなフレンドリーなので、楽しく学生生活を送ることができます。食事に関しても、大学内の学食はもちろん、大学周辺にもたくさんレストランや食堂がありますし、どのお店も安くてかなり美味しく、味も日本人好みの味だと思うので、食事面も心配していただかなくて大丈夫だと思います。
▲重慶名物火鍋。結構辛いですが、病みつきになる美味しさです。
留学最初の3ヶ月を振り返ってみて、この3ヶ月間はすごくあっという間だったように感じます。実家を離れ、初めての一人暮らしが重慶で、3か月間生活する中でたくさんの収穫を得ることができましたし、何より親友ができたことが一番大きいです。語学面に関しては、もちろん出発前よりはかなり進歩したように思いますが、それでもまだまだなので、今後も努力を続けていきたいです。実際に留学に来て、留学には主体性が求められることを、身をもって実感しました。
自分から動いたり、アクションを起こしていかないと、待っていては何も始まりません。もちろん異国の地ですので、相当の勇気が必要ですが、一度行動を起こしてしまえば、日本では得られない大きな成長が得られます。1年間という限られた期間の中で、一日一日を無駄にせず、自分の目標に向かって今後も日々努力していきたいと思います。
最後に、私が留学している重慶理工大学には、学生同士の結びつきが強く、互いに刺激し合い切磋琢磨できる環境が整っています。また、物価も安く、経済的な負担もあまりかからないので、留学生活に集中できます。これから留学を考えている方、また、中国への留学へ考えている方も、この素晴らしい環境が整う重慶理工大学を一度検討してみてください。