私は2018年8月3日から8月19日まで韓国中央大学のサマープログラムに参加しました。このプログラムが私にとって初めての海外でしたが、とても楽しく充実した日々を過ごすことができました。このサマープログラムの内容を授業、文化体験、自由時間の過ごし方の3つに分けて紹介します。
まず授業についてです。私は中級Aという授業を受けていました。中級Aでは韓国語の文法を勉強しました。授業時間は午前が9時から11時50分まで、午後が13時から15時50分まででした。ただ先生の話を聞く授業ではなく、伝言ゲームをしたりジェスチャーゲームをしたりして、楽しく学ぶことができました。授業は韓国語がほとんどでたまに英語で解説をしてくれましたが、だいたい理解することができました。それは、文法自体は1年生の時に学んだ内容がほとんどだったことと、先生がゆっくり進めてくれたことが理由だと思います。また、この授業を通して違う国からの参加者と友達になることができました。最初のころは緊張してあまり話せないでいたのですが、同じメンバーで授業を受け続けるうちに話せるようになって仲良くなることができました。
次に文化体験についてです。文化体験には参加者全員が対象のものと、事前に申し込んだ参加者が対象のものがありました。私は事前に申し込んでいたため、どちらの文化体験も参加しました。いろいろな体験をすることができましたが、なかでも特に印象に残った体験が2つあります。1つめは、DMZツアーです。これは韓国と北朝鮮の境界線を見学することができるツアーで、普段テレビでしか見る機会のない境界線を見学したり、軍事停戦委員会本会議場の中に入ってみたりしました。境界線に行くまでに何度か警備兵にパスポートの確認をされたり、国連バッチをつけたりととても緊張感がありました。韓国と北朝鮮の分裂を初めて目の当たりして強く印象に残りました。
2つめは、KPOPダンス体験です。参加する前から楽しみにしていた体験で、今年はモモランドの曲を踊りました。振り付けが覚えられなくて大変でしたが、先生が面白い方だったので楽しく体験することができました。曲の1番しか踊らなくても汗をかくくらいの運動量がありました。
最後に自由時間の過ごし方についてです。自由時間は平日の授業後と毎週日曜日、8月15日の建国記念日がありました。私は基本的に寮にはいないで、外に出かけて過ごしました。バスや地下鉄に乗ってソウル市内に行ったり、学校の周りを歩いて散策したりしていました。ソウル市内に出かけたときにたくさん買い物をしたのですが、韓国ではクレジットカード払いが一般で、カードを出せば店員さんが処理してくれて会計が楽にできました。
また、出かけた際にいろいろな韓国料理を食べましたが、私はチキンとキンパという海苔巻きが大好きでよく食べていました。韓国料理は辛いものが多いですが、この2つは辛いものがだめな私でも美味しく食べることができました。さらに、ミョンドンやカンジャン市場ではたくさんの屋台が並んでいて、トッポッキやチヂミなどを味わうことができました。
このプログラムに参加して一番良かったと思うことは、日本に閉じこもっていたら分からなかったことを学べたことです。母国語以外に2つの言語が話せて当然という世界も、違う国から日本がどう見られているかも、参加しなければ知ることができなかったことだと思います。
中央大学のサマープログラムは、海外留学や語学研修に興味がある人には、夏休みの約2週間の間に世界をのぞける良いプログラムだと思います。