私は2018年8月1日~19日まで、CAUという韓国の大学のインターナショナルサマープログラム(ISP)に参加した。韓国語は大学生になってから学習を始め、2年生の夏休みにプログラムに参加した形だ。
CAUのISPは一言でまとめると「濃密」だ。プログラム中は学校が提供する「韓国語学習」と「韓国文化体験」に参加する。文化体験の時間はその日によって異なるが、その後の時間を観光や買い物につかうと、3週間はあっという間である。事前に渡される資料だけでなく、韓国で渡される資料もよく読み、グループ課題や、個人課題を理解してプログラムに参加することが重要だ。講義の内容を踏まえたレポートの作成や、様々な国の人との打ち合せを必要とする課題が出される可能性がある。こうした経験は非常に貴重になるため、その機会を逃さないようにするためにも、情報収集を怠らないようにするべきである。
資料は英語であるが、韓国語や英語ができなくても問題ない。サポート役の韓国人学生が「Kakao Talk」で質問に答えてくれるし、多国籍なプログラム参加者との意思疎通も「出川イングリッシュ」程度の語学力でなんとかなる。重要なのは機械に頼ってでも機会を逃さないこと。愛想はなくても優しいという人も多いので、最初のカルチャーショックに怖じ気づかないで、積極的にプログラムに参加すれば、自分なりの韓国での学びができる忘れられない夏になる。
韓国に行くのは初めてで、外国に行くのも初めてであったが、パスポートを入手するところから始まった私の体験が少しでも韓国での学びへ踏み出す一助になればうれしい。