正直、「やりきった...」という気持ちが一番大きいです。韓国語の初級も中級も履修しておらず、独学で乗り込んだ今回のプログラムでしたが、どういうわけか中級クラスの難しいクラスに振り分けられてしまい、周囲とのレベルの差を感じずに入られませんでした。(私のクラスは日本人が自分一人で、韓国語専攻で3年間勉強したベトナム人8人と、外国語学科の台湾人5人だけのクラスでした。)
でも、中級を志望したのは他でもなく私で、少しでも多く韓国語を習得したいと意気込んでいたので、なんとか食らいついていこうと必死で勉強しました。毎晩2時過ぎまで復習して、その日のプレゼンテーションに備えたり、朝食や昼食は日本人ではなく、必ず韓国語の流暢なクラスメイトと食べるようにしたりしました。本当に自分でも必死さが笑えるくらい机にかじりつき、途中、疲労からかじんまんしんが出たり腹痛が酷かったり散々でしたが、この努力は今しかできないだろうなと思うとやらずにはいられませんでした。
日本ではバイトばかりしていて、しっかり勉強する時間を確保できなかったので、韓国にいた間は確かに辛くもあったけれど、ずっとやりたかった韓国語の勉強ができて本当に楽しかったです。だから最後の韓国語の授業でプレゼンし終わった時、「やりきった」という達成感と安堵感が充満してとても幸せでした。あの時下のクラスに行って放棄していたら、こんなに素敵なクラスメイト達や先生に出会えなかっただろうと思うと、最後まで頑張って良かったと思います。
最後まで隣の席で一緒に授業を受けた友達と、最後の授業が終わった時に、「私たち本当によく生き残ったね!」と抱き合いました(笑)。私は笑っていたけど、その友人はクラスを去るのが惜しくてわんわん泣いていました。 もし、このプログラムに参加を考えている人がいるなら、クラスのレベル選択は、自分が思っているより少し上の(私の場合すごい上でしたが)クラスにするといいと思います。
私たちのクラスは、毎回プレゼンをしてクラスメイトの前に立って、インタビューをしたり、観光のポスターを描いて紹介したりなど、発表が中心の授業でした。間違いなく韓国語のスピーキングスキルは上がると思います。また、履歴書の志望動機や、韓国語能力試験で書くような長文のライティングなども取り扱いました。私はそれに加えて、毎日日記を書いて個人的に添削してもらったり、他のクラスメイトはスピーチの練習の指導などもしてもらっていました。自分で学びたいと思えば全力でサポートしてくれる体制だと思いました。
他の文化体験や、フリータイムで周ったソウルの街についても、お話ししたいことがたくさんあるのですが、自分が一番印象に残っている、頑張ったことを伝えたいと思い、たくさん書かせていただきました。 挑戦から、韓国語能力以上の何かも、たくさん吸収することができたサマープログラムでした。大学に戻ってからもこの勉学に対する熱を冷まさずに、様々なものに挑戦して、今しか感じられない感覚や、経験を積んでいきたいと思います。
現地までサポートに駆けつけてくださった伊藤先生、ナオコさん、一緒に切磋琢磨した日本人の仲間たち、そして全ての手続きをしてくださった国際交流センターの方々に感謝申し上げて、この研修レポートを終わろうと思います。お世話になりました。ありがとうございました。