私は8月24日から9月29日までオーストラリアのクイーンズランド大学で5週間の語学研修に参加しました。
大学2年生頃から留学をしたいと思い始めましたが、行こうと思ったのは3年生に入ってからでした。決心した理由として、英語をより学びたいという思いと、大学生活の中でしか留学という体験はできず、やらないで後悔するのはもったいないという思いからでした。語彙力に関しては授業以外に努力せず、出国する直前はとても不安な気持ちに襲われましたが語学研修を終えた今、参加して良かったと思っています。この5週間は人生の中で先にも後にも経験できない充実した日々でした。
授業はクイーンズランド大学内にあるICTEで行われます。そこには世界各国から英語を学びに来る人がいます。学生がほとんどですが、中には社会人として20年ほど働いてその後英語を学びに来るといった人もいます。ICTEについた初日に施設などの説明とクラス分けのテストが行われます。そして、クラス分けの結果がその夜までにメールで送られてきて、翌日からはそのクラスで授業を受けることになります。
授業の内容としてはライティング、リーディング、リスニング、スピーキングがあります。内容はその日によってまちまちでライティングのみの日もあります。ニュースやバラエティー番組を見ながらリスニングをするなど、楽しく英語を学ぶことができます。個人的に最初はスピーキングが苦手でしたが、だんだん伝わるようになると、もっと話したいという思いが大きくなっていきました。毎日様々なスタイルで授業が行われるため飽きず、やりきったという疲労感を味わう日々でした。
授業を受ける上で一番大変だったことは8:15から授業が開始のため、毎日早起きしなければいけないことでした。
私のホームステイ先のホストファミリーは中国系の方々でした。毎日話かけていただいたのでスピーキングとリスニングの練習になりました。ブラザーは4歳とまだ小さく、子ども向けのテレビ番組を見ました。ここでもリスニングの練習になりました。ホストファミリーはみんな優しく、私が風邪を引いたときなど気を遣ってもらい、また、ケーキやおやつもたくさんいただきました。
食事は、朝食は家にあるシリアルやパンを準備し食べ、昼食は自分で作って持って行くか、購入することがほとんどでした。夕食はホストマザーが作ってくれました。アジア系のホストファミリーということもあり、主食はご飯でした。さらにみんなお箸を使っていて初めのうちは少し驚きました。
本当に良い家族に恵まれ、お別れの時はとてもさみしかったです。
▲ホストファミリーとの一枚
ブリスベンは大きな都市ということもあり、見所が満載でした。市街地には無料の美術館やバーベキューのできる施設があり、また、カジノもあり連日人の絶えない街でした。
私は週末になると大学のアクティビティに参加したり、遠出したりと遊びに出かけました。最初の週末はブリスベンから電車で一時間半ほどの所にあるゴールドコーストのビーチへと出かけ、次の日はローンパインというところへ行きカンガルーとふれあい、コアラを抱いて写真を撮りました。コアラは見た目よりずっしりとしていて爪が鋭い印象を持ちました。この動物園はイモトさんやフェデラーなども訪れてコアラと写真を撮っていて、私自身珍獣ハンターになった気分を味わいました。その他には他の観光地に比べ、あまり人が訪れない島へいったり、大学のアクティビティで世界遺産を見に行ったりしました。日本と違い、大きな国なので自然も建物もスケールが違いました。
▲ノースストラドブローク島
▲スプリングブルック国立公園
私は今回このプログラムに参加して良かったと思いました。日本で学ぶ英語と実際に会話として使う英語は、こんなにも違うのかと痛感することができました。自分の英語スキルの現状を知ることができ、今回足りなかった点を反省し生涯英語を勉強することで補っていこうと思いました。また、オーストラリアという国やその他の国、そして文化を少しでも理解できたような気がします。
留学を迷っている人は是非行ってみるべきです。そこで見たもの、聞いたものが自分の人生経験となり今までとは違ったものの見方や考え方ができると思います。そして、行くと決めたら必死に学んでください。短い間ですが大学生活でしかできない充実した日々を送れます。
本当に楽しい経験となりました。このような経験をさせていただくために関わってくださった皆さんに感謝しています。ありがとうございました。