福島大学トップ福島大学の国際交流留学体験記 > 【韓国】3ヶ月を過ごして

留学体験記

【韓国】3ヶ月を過ごして

【派遣先】韓国外国語大学 【留学期間】2019年9月~2020年2月
経済経営学類 O.Aさん

 

 私はソウルからバスで約1時間半離れた、龍仁にある韓国外国語大学 グローバルキャンパスにて留学生活を始めました。今回から協定が変更されキャンパスの情報がなかったため不安もありましたが、自然豊かで広大なキャンパスは韓国語を学ぶのに適した環境であり、毎日の生活に満足しています。ソウルキャンパスと比較すると、やはり周辺施設が充実しているとは言えませんが、構内にカフェや食堂、コンビニが併設されているため不便に感じることはありません。このキャンパスには、各国語通翻訳学科や理系学科が置かれており、様々な分野を学ぶ学生と交流を図ることができます。留学生も多く在籍しており、3か月を過ごし韓国で生活を送ってみて、国際的な視野が広がる機会が多いキャンパスであると感じました。

 私は語学堂で開講される韓国語の授業をメインに学校生活を送っています。語学堂は9月から11月の秋学期、12月から2月の冬学期、3月から5月の春学期、6月から8月の夏学期、およそ3か月期間で構成されており学部の授業期間と異なります。文法・会話・読み・書きの授業が1日4コマ(1コマ50分)開講され、文化体験の一環として校外学習も行われます。韓国語を全く知らなくても、基礎から発展まで丁寧に先生が教えて下さるので、自身の韓国語のレベルに関わらず、確実に語学力の向上に期待できる授業内容です。試験は中間・期末に発表、インタビュー、読み、筆記が課されます。クラスメイトとインタビューの練習をしたり、休憩時間にコミュニケーションを図ったりして、多国籍の友人と親交を深めることができます。韓国だけでなく、他国の文化に触れることのできる良い環境にあると思います。

 午前中に語学堂のクラスを受講し、午後は韓国人学生と1対1の言語交換を行ったり、日本語通翻訳学科の授業に参加して日本語TAのような活動も行ったりしています。授業後や週末に一緒に夕飯を食べに行ったり、近くにあるエバーランドという遊園地に遊びに行ったり、充実した学校生活を送っています。

 言語を専攻とし外国に関心を持っている学生が多く、留学生と在学生が関わりやすい点、留学生が韓国語に触れやすい環境やプログラムが充実している点がこの大学の長所であるように感じます。短所だと思うのは、在学生とのコミュニケーションが韓国語以外の言語で図れてしまうことです。私の場合、韓国語がまだ十分ではないためついつい英語や日本語に頼ってしまい、せっかくの韓国語を学ぶ機会を台無しにしてしまうことが多々ありました。韓国語力向上のモチベーション維持がこれまでの3か月を過ごして、課題であるように感じました。

 これまでの3か月間はあっという間に過ぎてしまったので、残っている9か月間を大事に過ごしていきたいと思います。