私は、2019年の9月から半年間韓国の培材大学へ留学しました。元々は1年間留学予定でしたが、冬休み期間に入り日本へ一時帰国している間にコロナが流行したため半年で留学を終えることになりました。この最終レポートでは、半年間の留学生活について振り返りたいと思います。
私は語学堂で週5日授業を受けていました。授業以外にもスポーツ大会を行ったり、地方に半日旅行に行ったりといった行事も様々あり、クラスのみんなと行事を通してさらに仲良くなれたと思います。お互いが母国語ではない韓国語で意思疎通をしていた毎日はとても大変でしたが、有意義だったように思います。クラスのほとんどが専攻で韓国語を学んでいたので、助けられることが多かったです。
語学堂では、4回の発表と中間テスト、期末テストの点数を総合して成績をつけることになります。自分の好きなことや留学生活について、自国との共通点・相違点を話す発表など週によってお題が違いました。発表をした後は必ず質問を受けなくてはいけないため、1回の発表でスピーキングとリスニングの両方を勉強することができます。国によってそれぞれ言いやすい発音やそうでない発音が違うため特にリスニングは大変でしたが、この発表を通して母国語でない人同士お互い気を使いながら話すようになったと思います。中間テスト・期末テストはそれぞれ授業で使っている教科書からほとんど出題され、どちらのテストも単語・スピーキング・リスニング・読解・作文の5科目テストがありました。期末のスピーキングのテストでは、二人組で5分ほどの劇をやりました。内容も自分たちで考えなければいけないため、図書館に集まったり授業終わりに2人で勉強したりしました。自分の言いたいことを正確に伝えられず内容を完成させるまで時間がかかりましたが、なんとか成功できたので良かったと思います。授業最終日には、クラスのみんなや先生方とチキンとピザを頼み、分散会を行いました。
語学堂組は12時に授業が終わるので、基本的には午後は自由時間でした。ルームメイトは全員午後からの授業をとっていたので、みんなの授業が終わるまでその日に習ったことを復習したり、宿題をしたりして時間を過ごしていました。私が住んでいた部屋はほぼ日本人だったので、みんなでペダルを頼んで一緒にごはんを食べたり、誕生日の子がいればケーキを買ってきてサプライズパーティーをすることもありました。休日はソウルや釜山、大邱に弾丸旅行に出かける人がいたので後半は全員が部屋で揃うことが少なかったです。ほとんどが半年で帰る予定の人ばかりだったので、みんな活動的に行動していたのだと思います。
私は「残り半年あるから」と考えて、あまり行動できていなかったので、半年で留学を終えることになった時に、「もう少しこうしていれば良かったな」と思うこともありました。日本に帰りたいと思わず半年間韓国で生活することができたのは、仲良くしてくれた人たちがいたからだと本当に感謝しています。
予定よりも短くなった留学でしたが、留学に来なければ出会えなかった友人との出会いや様々な体験をすることができたと思います。来学期また会おうねと別れた友達が多かったので、再び戻ることができなかったことが残念な気持ちがまだあります。しかし、SNS等で連絡を取り合っている子もいるので、このように留学生活が終わってもまだ関係が続いていることがうれしいです。また、この留学を通して留学へ行く前よりももっと韓国を好きになりました。いつになるか分かりませんが、また韓国に旅行に行って友達と韓国で会いたいと思いますし、母国へ戻った友達にも会いに行けたらと思っています。
留学期間が予定よりも短くなってしまい、残念な気持ちもありますが留学生活を学生の間に送れたことは良かったと思います。自分でも留学をすると思っていなかったですが、行きたいと思ったそのときの気持ちを大事にし、思い切って留学へ行くことを決めて良かったと思います。私が留学へ行くことを決めるまで伊藤先生や伊藤先生の奥様、国際交流センターの方々、親や友達多くの人に相談をし、助けられながら留学することができました。まだまだ海外へ行くことが難しく、留学へ行くことを悩んでいる方もいるかと思いますが、いろんな人に相談しながら、私のように悔いのない選択ができることを願っています。