私は8月1日から18日まで韓国の中央大学で行われたISP(International Summer Program)に参加した。初めての海外での短期語学研修であったため、不安も多くあったが、語学だけでなく文化や実際の生活について体験し、学ぶことができた。本レポートでは、プログラムでの体験を、授業などの学校生活と、生活についての2つの面から紹介していきたい。
授業は、語学の授業と、文化体験の授業の2つに分かれていた。
語学の授業では、一番初めに簡単な口頭での自己紹介や文章を書くなど、自身が事前に選択したクラスのレベルにあっているかの簡単なテストを行った。その後、文法などの授業になっていくが、私が受けていたクラスは日本人学生しかいなかったため、基本的に韓国語だけで授業が進められた。そのため、韓国語を聞く耳がとても鍛えられた。最終課題がVlog(韓国での日常の動画)を作り、発表することであったため、出かける時には動画を回すことが必要であった。動画を作る中で、アフレコなどを韓国語でつけるため、話す練習にもなった。毎日の課題はなかったため、授業後などには観光をしたりショッピングをしたりと、韓国生活を楽しむことができた。
文化体験では、ソウルNタワーや韓服体験、ロッテワールドなどに行った。どの文化体験も、実際に体験してみると、ドラマや映画などで見て想像していたものと違うと感じることが多く、とても驚いた。
まずは食べ物についてだ。平日の昼食は基本的に学校内で食べた。学校内には学食だけでなく、ご飯屋さんがあった。サルグクスのお店や、ハンバーガーのお店なども大学の中にあり驚いた。学食では、よくSNSやドラマで見るような定食を食べることができた。この定食で5500ウォンという安さにとても驚いた。
晩御飯や、土曜、日曜の食事は外食をすることがほとんどであった。学校の周りを散策しながら、ご飯屋さんを探したり、バディに学校近くのおすすめのご飯屋さんを聞いて、テイクアウトをしたりといろいろな韓国料理を楽しむことができた。
食について最も私が驚いたことは、カフェの多さである。中央大学の最寄りの駅から中央大学まで歩くだけでも10軒以上のカフェがあり、コーヒーを持ちながら歩いている人も多かった。さらに、大学内にもカフェが何軒かあり驚いた。
次に自由時間についてだ。授業や文化体験が1日中あるが、課題がなかったため授業後にも自由時間があった。そのため、授業後にショッピングをしにモールに行ったり、漢江に行ったりすることができた。特に漢江で、テイクアウトしたチキンを食べながら、噴水を見たことが、とても楽しかったし、きれいだったなと記憶に残っている。また、大学周辺の散策と運動のために、大学の周りを散歩したことも楽しかった。大学周辺は坂が多いが、少し上に上ると漢江と夜景を見ることができた。土地勘がなかったため、大学周辺から漢江が見えると思っていなかったので、とても驚いた。
週末には、好きなアイドルの所属事務所を見に行ったり、洋服や化粧品を買ったりといろいろな場所に行くことが来た。
今回のプログラムを通して、現地で語学を学ぶことも大切であるが、そこでしか体験できない生活や文化を実際に経験することはもっと大切であると感じた。観光の中でも、韓国語を身につけることができるし、文化の違いに気づくことができた。今回のIPCへの参加は、語学学習や文化体験、異文化理解という点で、とてもいい経験になった。今回の経験を大切にしていきたいと思った。