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留学体験記

【韓国】中央大学短期留学レポート

【派遣先】中央大学 【留学期間】2023年8月
食農学類 G.Yさん

 

はじめに


 私は、82日~818日に韓国の中央大学でサマープログラムに参加しました。このプログラムを通して、苦難もありましたがとても貴重で充実した時間を過ごすことができました。このプログラムでは、主にメジャーAの韓国語講義、メジャーBの文化体験が設けられており、その他の時間は自由に観光や買い物をしたり、好きなアイドルの事務所に行ったりしました。

韓国語の講義


 韓国語の講義では、事前に自分で初級・中級・上級のクラスの中から選択し、受講します。私は中級を受講しましたが、先生がとても優しく、私たちのレベルや学びたいことに合わせて内容を考えてくださりました。文法などの座学はもちろん、ペアワークも多いので、違う学校のクラスメイトと仲良くなるきっかけにもなります。買い物やご飯屋さんで使える実用的な韓国語を扱うことが多く、授業外で実際に活用することもできました。授業はほぼ全て韓国語でしたが、先生がゆっくり話してくれたので理解することができました。授業外での課題はなく、最終試験はVlogを作りパワポで発表する形で、楽しみながら進めることができました。

文化体験


 メジャーBでは、ソウルタワーや景福宮、ロッテワールドなど韓国では定番のスポットに訪れたり、GKEDセンターの展示ホールで戦後70年での韓国の経済発展・歴史について学んだりしました。特に印象に残ったのは、景福宮での韓服体験と経済発展についての講義です。景福宮は写真で見るよりとても広く、ビルが建ち並ぶ中に立地しているため、不思議な感覚でした。韓服は日本の着物よりも簡単に着ることができる上に軽くて動きやすく、デザインも素敵でどれを着るか悩んでしまいました。あまり奥まで見ることはできませんでしたが、運良く守門将交代式のパフォーマンスを見ることができました。隣国でも歴史的建造物や伝統衣装は全く異なり、韓国の伝統文化を肌で感じることができました。もし行かれる場合は、事前に軽く景福宮の歴史や背景について知っておくとより楽しめると思います。韓国の経済発展についての講義では、個人的な旅行では学ぶ機会がないであろう韓国の経済の歴史について学ぶことができました。他国に比べて建国が遅かった韓国ですが、経済発展は急速に進み、今や先進国の1つとなっています。それまで韓国がどのように今の経済規模に至ったのか知りませんでしたが、これを機に今後の経済動向についても追っていきたいと思いました。講義自体は全て韓国語で、展示ホールのガイドツアーも英語か韓国語のみだった為、理解するのが難しかったです。


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韓国での生活について


 約3週間韓国で過ごしてみて、日本との違いに驚かされる面が多々ありました。交通機関の乗り方や買い物の仕方一つ一つが異なっており、何気ない部分から文化の違いを実感しました。また、韓国人はせっかちだと聞いていましたが、実際は優しい方も多く、バスでお年寄りに席を譲る方がいたり、重いキャリーケースを持っていた私を手助けしてくれる方もいたりしました。食べ物については、辛いもの以外にも日本人の口に合う料理が多くどれも美味しかったです。コンビニのご飯もおすすめです。現地のバディにおすすめのご飯屋さんに連れて行ってもらうこともありました。

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まとめ


 プログラムに参加して、日本にいたらわからないこと、できないことを経験することができ視野が広がったのはもちろん、自らアクションを起こすことの重要性を実感しました。4年生の自分にとってこの留学の参加自体が大きな1歩でした。就活や卒論で忙しい中でしたが、参加して心から良かったと思います。また、違う学校や他国からの参加者に積極的に話すことを心がけました。そういったことを意識していたら、カフェでたまたま出会った中国人の方とSNSを交換し、新たな交流の輪が生まれることもありました。しかし、やはり英語のスキルが重要であると痛感しました。私は英語があまり得意ではなかったため、他国の参加者と会話するのが難しく、悔しい思いをしました。また、現地の人の話を聞き取ることはできても、思うように韓国語で言葉にできない場面があり、事前に英語・韓国語ともに少しでも勉強しておくべきだと感じました。今や日本でもファッションや音楽、食べ物などの韓国文化が浸透していますが、実際に行かないと味わうことのできない経験が必ずできると思います。今回得た学びを活かし、今後も日韓関係の動向を追ったり、韓国語の勉強を続けたりすることで現地の韓国人や今回仲良くなった人達ともっとスムーズに会話できるようになりたいです。また、何事にも積極的に挑戦する気持ちを忘れずに行動していきたいです。