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留学体験記

【オーストラリア】UQ研修

【派遣先】クイーンズランド大学【派遣期間】2023年8月~9月
経済経営学類
 O.Hさん

はじめに


 私は今回、オーストラリアのクイーンズランド州ブリスベンにあるクイーンズランド大学(UQ)の5週間の英語プログラム Pathway Englishに参加した。このプログラムでは、821日から922日まで、平日一コマ2時間をふたつ、つまり14時間の英語の授業を受けた。ここでは、今回の研修で学んだことや、反省点、ホストファミリーとの生活について述べていく。

プログラムについて


 このプログラムでは、大学独自の事前の英語のテストにより5段階のレベルにクラス分けされていた。そのためクラスメイトは同じくらいの英語スキルだった。少人数クラスということもあり、先生との距離が近く、クラスメイトとのコミュニケーションもとりやすかった。授業内容としては、全技能行うが、最終的に読んだことや聞いたことなどグループ内で意見交換し合うスピーキングがとても多かったように思う。また毎週木曜日は、自分が選択したIELTSかビジネスのクラスを受講でき、自分が伸ばしたい技能を勉強することができた。今回私たちが参加した時は日本の他の大学からの参加者も多く、クラスの半分以上が日本人だった。授業時はもちろん英語を話すが、様々な国籍の人と友だちになりたいと考えていた私は少し残念だった。しかしながら、大学の環境が非常に整っているため、自分から積極的に行動すれば、クラブ活動やクラスメイトを通じて多くの友だちをつくることができる。授業は13時前には終わるため、午後から自分の時間にあてることができた。

ホームステイについて


 私がオーストラリアに行く前に不安を感じていたことのひとつがホームステイだった。しかしながら、そんな不安はすぐに消えた。ホストファミリーはとても温かく私を受け入れてくれて、毎日充実した日々を過ごすことができた。私のホームステイ先はオージーのご夫婦で、私の前に何人も日本人を受け入れており、食事や生活に不便を感じたことはなかった。また私が滞在している間、同じプログラムに参加する日本人も一緒に受け入れており、彼女に英語や生活面で助けてもらった。食事は予約時に夕食しか付けていなかったが、ホストファミリーのすすめで後から朝食も追加した。基本朝食は家にあるパン、ヨーグルト、フルーツ、シリアルなどから自分で用意し食べる。夕食は家族団らんで、様々な料理を食べさせてもらった。5週間過ごすなかで、分からないことがあったらきちんと聞き、自分の考えを伝える努力をすることがとても大切だと感じた。実際に生活して、今までに学んだことのない表現や単語、言い回しがあり、最初は戸惑ったが、質問したり会話をしたりなどコミュニケーションをとるうちに英語がさらに定着したと思う。


オーストラリアでの生活


 私が通ったUQのあるブリスベンはオーストラリアで第三の都市と言われている。驚いたことのひとつが、物価が高いということである。ペットボトルの水は300円ほど、外食をすれば一人2000円ほどかかる。節約するために、昼食は家から作って持ってくるなどの工夫が必要だ。また、こうしたことから日本から水筒や緑茶などティーパックを持ってくることを強く勧める。ホームステイ先から水を持参できるだけでなく、大学内の無料給水所で入れることもできる。オーストラリアにはアジアスーパーも多いが、水同様、お茶も高価であるため、ティーパックがあるととても便利だった。治安は日本と同じくらい良く、人々もとても温かかった。週末は、出かけることが多かった。ブリスベンはゴールドコーストなど有名観光地からほど近く、また、美術館や博物館、植物園など無料で開放している場所がたくさんあるため、午後の時間や週末も楽しむことができた。

最後に


 今回のUQ研修に参加して英語力を伸ばせただけでなく、多様な価値観や文化を実際に自分の目で見て聞いて学ぶことができた。周りの環境にも非常に恵まれ、滞在中、毎日新たな発見をし、楽しみながら過ごすことができた。スピーキングへの苦手意識もなくなり、積極的に伝えようとすることが大切だと強く思った。また、英語が母語ではない人たちと出会い、話して英語の重要性を改めて感じた。5週間という短い時間ではあったが、自分の英語力の成長を感じることができた研修だった。これからも今回の経験を活かし、英語の勉強により一層励んでいきたい。