福島大学トップ福島大学の国際交流留学体験記 > 【オーストラリア】留学レポート

留学体験記

【オーストラリア】留学レポート

 

【派遣先】クイーンズランド大学【派遣期間】2023年8月~9月
共生システム理工学類
 T.Fさん


私は夏休みを利用して5週間のオーストラリア短期留学プログラムに参加した。この5週間で単なる語学力の向上だけではなくその土地の文化や国民性など多くのことについて学ぶことができた。特にオーストラリアの国民性と多くの文化を受け入れる姿勢、人の温かみがこの短期留学で印象に残っている。

この短期留学の日程の内容は平日の午前中はクイーンズランド大学で授業を受け、午後と土日は自由に過ごすというものだ。

まず、オーストラリアでの日常だ。私のクラスは日本人が7人、中国人が3人、台湾人が1人の11人の少人数のクラスで構成されていた。また、年齢も様々で日本人同志でも出身地が異なり、全員初対面の状態であった。ここで、日本と大きな違いを感じたのが先生の生徒に対する姿勢と授業の内容であった。私たちのことを担当してくださった先生方は、毎回あるトピックについて意見を求め発言することで常に考えることを促してくれた。発言の内容は「自分が自由に思ったことでよい」と言われ、周りの人の評価を気にせずに自由に発言できる良い環境であった。

クラスメイトは一番年上は23歳から一番年下は17歳までと幅広かったが、皆年齢関係なく、とてもフレンドリーに接してくれた。授業が終わるとそのままクラスメイトと一緒に昼食を食べに行き、自分たちのバックグラウンドや興味のあることについて話すことが多かった。大学の中には無料で使用してもよいバスケットコートやビーチバレーコートが備わっているため運動不足になることはなく、一緒にスポーツをすることでより仲が深まったと思う。

土日は主にオーストラリアのブリスベンにある観光名所に友達と行っていた。ブリスベンの特徴としては中心にある都市はとても高いビルやショッピングモールがあるが、その隣には自然あふれる公園と庭園が広がっており、都市と自然を両方楽しめる空間であった。

また、公共交通の中でもバスが主流なため移動をするときはほとんどバスを使っていた。しかし、定時通りに来ることが少ないことや急にバスがバス停に来なくなることもあり、日本がとても時間に厳しいということを改めて実感した。このような日本と違う部分も感じながら毎日充実した日々を送ることができた。

次は、ホームステイのことだ。この短期留学に参加するにあたってホームステイを利用することになったのだが、最初はとても緊張し不安だった。オーストラリアに到着した後すぐにファミリーのもとへ伺ったのだが、決して愛想が良い対応だとは言えないものであった。家族構成は母が1人、息子が2人で、そのほかにエチオピアから来た留学生のニックがいた。

最初に出迎えてくれたのはホストマザーの長男でその日は頭痛がひどく疲れていたらしく、会話という会話はないまま、私を部屋に案内してくれた。そのあと私は買い物に行こうと思いニックに相談したところ、一緒に買い物に行ってもらえることになり、無事に初日を終えることができた。

翌日マザーと長男が話し合っており、私はその時自分の部屋にいたが、その会話が初日の私に対する不満なのではないかと思い始め、英語を聞き取ることはできなかったが、マイナスな気持ちになってしまった。このことを現地の大学で知り合った日本人に相談したところ「聞こえないことは無視すればいい。」と言われ、その瞬間とても気持ちが楽になった。

その後は「How'sgoing」と話しかけ最終的にみんなでウノをする仲になった。ホストマザーとはほぼ毎日一緒に夕飯を食べ、その日の出来事を英語で話すということを行っていた。また、マザー自身の趣味や職業、更にはオーストラリアと日本の若者の社会問題について話すことがあり、何のことについて話しているのか聞き取れずわからない単語もあったが、大体の内容について理解することができ、自分が意見するときにもマザーが私の言いたいことをくみ取ってくてることが多く、とても内容の濃い時間をホストファミリーとは過ごした。私以外も別な留学生を受け入れていたので、エチオピアや日本、韓国の人たちと知り合えることができた。

この短期留学を通して、自然と英語を話すことやすぐに自分が思ったことを単語で言うことができるようになった。しかし、それ以上に言葉の壁があろうとお互いを理解しあう姿勢や様々な文化を受け入れる人々のやさしさについて肌で感じることができた。これからは、自分の語学力の向上とともに日本での人と人との繋がりを大切にしようと思う。