私は2023年の8月から9月にかけてクイーンズランド大学で過ごした5週間について振り返りたいと思います。留学に行くことが決まってから航空券の手配やホームステイのエージェントへの申し込みなどを自分でやらなければならず、大変でしたが今となってはよい経験になったと思います。
クイーンズランド大学はオーストラリア第3の都市であるブリスベンに位置しています。大学へはバスとフェリーが通っており、セントルシアキャンパスから市内中心部まではバスで30分程度、船で40分程度で行くことができます。広大な大学内にはカフェやレストランがたくさんあり、昼食を食べる場所に困ることはありませんでした。
クラスはレベルによって5段階に分けられており、自分と近いレベルの学生と一緒に学ぶことができます。クラスは多国籍の学生で構成されていますが、夏休みということもあり日本人の学生が過半数を占めていました。授業はすべて英語で行われスピーキングを中心に4技能すべてを鍛えることができます。生徒同士で話し合う時間も多く設けられており、積極性が求められます。授業時間は月曜から金曜までの朝8時15分から10時15分、30分間の休憩をはさんで10時45分から12時45分までの合計4時間であり、午後の活動は特に決められていないのでかなり自由度は高いですが、サークルに参加したり大学内のイベントに参加するなど、午後の時間を主体的に活用していくことが英語上達のカギになると思います。
留学に行く前に自分でホームステイのエージェントに申し込みをしたのですが、繁忙期ということもあり、オーストラリアへと出発する10日前までホームステイ先についての連絡が来ずかなり不安でした。ホストファミリーは留学生を何人も受け入れて慣れているようで、快適に過ごすことができました。
クイーンズランド大学の日本交流サークルであるUQJXに日本の文化や福島のことについて発表する機会がありました。連日、授業が終わった後に図書館に集まって発表資料を作成したことで福大からいっしょに留学に行った人たちとの絆も深まったと思います。発表が終わった後にはUQJXのメンバーたちと会話をして交流する機会がありました。そこで日本語と英語を交えながらコミュニケーションを取ったことで、楽しみながら数人の現地の学生と仲良くなることができました。
留学に参加したことで様々な人と出会い、多くの友人を作ることができました。言語や文化的背景が異なる人との交流は刺激的で楽しかったですが、英語を使って自分の言いたいことが表現できずにたびたび自分の力不足を痛感しました。いつかまた留学中に出会った人と再会したときに成長した姿を見せられるよう、これからも学習を続けていきたいです。