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留学体験記

【ドイツ】大学訪問レポート


【派遣先】ハノーファー大学【派遣期間】2023年9月
経済経営学類
 I.Kさん

 2023920日から30日までの10日間、ドイツのハノーファー大学で私が行ったことは二つある。一つは私が進学を検討している大学の一つであるハノーファー大学の経済経営学部を訪問して、学生たちがどのような研究に取り組んでいるのかを調査したこと。二つ目は10月から本格的に始まる交換留学に先駆けて行われた留学生向けのワークショップに参加したことである。

 学部訪問では実際に経済経営学部(英語表記:Faculty of Economics and management)があるContiキャンパスの中に入り、現地の学生に話を聞くことが出来た。自分は経済学部の応用分野である開発経済学や環境経済学に興味があるのだが、同学部の三大研究テーマの一つが「持続可能なグロバリゼーション」で、主に環境と移民、貿易、そして国際開発分野における研究に注力している。同学部の環境経済学および開発経済学の研究室では、統計分析を用いて発展途上国の所得と貧困に関するパネル調査を行っていた。また国際機関や民間開発組織でのインターンシップや、途上国でのフィールドワークなど、大学外での学生の活動の場も豊富に提供されていた。当然英語だけでなくドイツ語での課題や講義もあるが、自分にとってはとても興味深いものであるため交換留学中はドイツ語の勉強もさらに励もうと思えた。また大学の図書館も訪問することが出来た。


▲経済経営学部の建物。最寄り駅から徒歩二分。
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▲フロア毎に各学部の図書室がある。週7日使える。



 もともと理工系大学であったハノーファー大学には自然科学、工学、テクノロジーに関する書物が保管された巨大なドイツ国立科学技術図書館があり、蔵書数は世界最大規模である。また科学技術図書館とは別に人文科学と社会科学の図書館があり、そこには経済誌や経済理論といった古典的な経済学だけでなく、データサイエンスやAI、ビッグデータなど、まさに工科大学の得意分野であるような書籍も多く見受けられた。私は計量経済学とくに因果効果推論の分野に関心があるので、ますますここで勉強がしたいという気持ちが大きくなった。

 訪問期間中、留学生向けの5日間のセッションにも参加できることが出来た。国籍も年齢も専攻も違う10人の留学生たちと様々なワークショップに参加した。異文化間コミュニケーションについての講座では、学生間での常識や文化の差異について議論した。違いを否定するのではなく、理解し、健全なコミュニケーションに取り組むことの重要性についてグループで話し合うことが出来た。また他のレクチャーではドイツの大学教育制度や独自の就職活動システムについても知ることが出来た。さらにストレスマネジメントに関するワークショップでは自身のストレスタイプについて興味深い理論を聞くことができ、個別の解消法も教わったので今後の留学生活に活かしていきたい。またボーリングやナイトゴルフ、シティツアーなどワークショップの前後に行われるリクリエーションもとても楽しく、お互いの文化や趣味の話をしながら親睦を深めることが出来た。学期期間も協力し合えるとても良い友人たちに出会うことができた。
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▲シティツアー中に取った一枚。良い人たち。


 今後はこの経験を活かし、自分の関心分野をさらに深め、大学生活をより活発なものにしていきたい。具体的にはドイツ語と英語を上達させ、開発機関のインターンシップに参加し、開発の現場で求められる知識や経験を得たいと考えている。10日間という短い研修ではあったが、自分の今後にとって実りあるものにすることができた。
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▲ハノーファー市の観光名所だがれっきとした市役所。

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New City Hallから見た町の風景。ドイツでは家は取り壊さずリノベーションが基本。