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留学体験記

【アメリカ】アメリカ留学体験記 3か月目

【派遣先】セント・トーマス大学【派遣期間】2023年8月~
経済経営学類
 E.Kさん

私は8月からアメリカ・テキサス州 ヒューストンにあるセントトーマス大学(UST)に交換留学をしています。アメリカ第4位の都市ヒューストンで、荒波にもまれながらカオスな日々を過ごしています。今回の体験記ではアメリカでの生活や学校についてお伝えしたいと思います。
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▲POSTヒューストンからの景色。


学業について


アメリカの大学は日本の大学と違い、同じ授業が1週間に2~3回あります。1授業3単位が一般的で、1セメスターあたり最低12単位を取得しなければなりません。私は

月曜日:スペイン語、インターナショナルスタディーズ
火曜日:アカウンティング、プロフェッショナルセールス
水曜日:スペイン語、インターナショナルスタディーズ
木曜日:アカウンティング、プロフェッショナルセールス
金曜日:スペイン語

というように履修登録しています。スペイン語が50分授業でそれ以外は75分授業です。

授業形態はオンライン、対面、ハイブリットがありますが、交換留学生はオンラインのクラスが履修できないので要注意です。授業で使われる英語はところどころ理解できない部分もありますが、わからないところは友人や先生に尋ねるようにしています。カトリックスクールということもあり、どの先生・友人も優しくとても助けてもらっています。また一人一人にアドバイザーがいるので不安な人は気軽に相談することができます。


大学設備


セントトーマス大学は生徒数約3,000人の小規模大学なのでキャンパスも比較的コンパクトです。しかし設備は充実しており、学内には図書館、購買、ジム、学食、チャペルなどがあります。大学の購買ではパーカーやスウェット、コップなどの大学オリジナルグッズがあります。
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▲大学内にあるチャペル。


日常生活について


・寮生活
私は大学内にあるGuinan Hall という寮に住んでいます。シングルルーム、ダブルルーム、トリプルルームがあり、私はトリプルルームで二人のルームメイトと暮らしています。家賃は1セメスター15万円分のミールプラン込みで月約11万円です。円安の影響で少し高いですが、寮内にはジム、チャペル、プレイルーム、シアタールームなどがあり、水道光熱費が家賃に含まれているのでかなりお得だと感じます。共有のキッチンがありますが、利用する手続きが億劫なので、自炊したい方にはあまりお勧めできません。また寮ではカラオケ大会やビンゴ大会などのイベントがたくさんあり、無料で食べ物・服がもらえることや、アマゾンギフトカードなどの高額賞品が当たることがあります。他にも6つほど寮があり、それぞれの特徴はUSTのホームページで確認できるので興味がある方は確認してみてください。(https://www.stthom.edu/Campus-Student-Life/Housing/Index.aqf


▲寮の中のプレイルーム。お菓子もあります。
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▲寮のロビーの一部。ビリヤード台のほかに卓球台や大型モニターがあり、よくみんなでスマブラしてます。


・交通
大学の寮は基本的にすべて大学に隣接しているため徒歩での通学が可能で、近くのスーパーマーケットは徒歩15分で行けますが、買い物や遊びには車が欠かせません。車がない場合は公共交通機関やUberを利用するか、車を持っている友人に頼む必要があります。メトロやバスは治安が悪く、できるだけ乗らない方が良いと心配する人もいますが、そこまで危険ではありません。去年ヒューストンインターンシップに参加した際、2か月間毎日メトロを利用していましたが、特に危ないことはありませんでした。料金も3時間1.25ドル、1日3ドルで乗り放題なので利用しやすいですが、10分、20分の遅延が通常なので時間に余裕をもって行動することをおすすめします。

・食べ物
一食最低でも10ドルほどかかります。おいしい料理ばかりですが、基本的にお肉中心なので体重を増やしたくない人はジムに通うことをおすすめします。私は3カ月間で6Kgの増量に成功しました。日本食が恋しくなることもありますが、学食で寿司を買ったり大学近くの日本食レストランに行ったりして故郷の味を思い出しています。

・娯楽
課題が多いので平日は基本的に勉強をしていますが、それ以外の時間は卓球やビリヤード、ピアノ、ワークアウトなどをしています。特に卓球が盛り上がり、毎晩白熱した戦いを各国の留学生たちと繰り広げています。サークル活動もたくさんあり、私はバレーボールの活動によく参加しています。サークルでは友人を作りやすいので、興味があるサークルに積極的に参加することをおすすめします。休日はカフェや美術館、公園などの大学周辺の施設やショッピングモール、野球観戦、遊園地などに行くことが多いです。特にヒューストンはメジャーリーグ ヒューストン・アストロズの本拠地でもあるので、試合の日は街全体が盛り上がります。動物園や美術館などは学生の入場料が無料のこともあるので、留学した際にはぜひチェックしてみてください。

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▲ダウンタウンの夜景。


仕事・インターンシップについて


私は知り合いの教授の紹介で大学の中の国際関係の部署でアルバイトをしています。時給はまずまずですがとてもやりがいのある仕事です。主な仕事内容はイベントの運営・参加やニュースレター・広告作成などです。先週は在米中国大使のイベントやウクライナカトリック教会の大司祭のイベントがあり、とても貴重な体験ができました。交換留学生は基本的にJ-1ビサでの滞在になりますが、J-1ビサでは学内でのアルバイトが可能です。学内には寮や図書館、ジムの受付、各部署のアシスタントなどたくさんのアルバイトがあり、多くの学生が学内で働いています。Handshakeというサイトで求人の確認と応募ができるので興味がある方はチェックしてみてください。(https://joinhandshake.com/
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▲中国大使のイベントに参加したときの様子。

おわりに


まだ渡米して3カ月しか経っていませんが心の底から留学して良かったと思います。もちろん楽しいことばかりでなく辛いことや不安なこともありますが、すべてが自分の成長につながっていると感じます。残り6カ月半ほどしか残っていませんが、今まで以上にアクティブに楽しみたいです。

P.S
ヒューストンの夏はかなり暑いですが、冬もそこそこ寒いです!私は「福島出身だからアメリカの冬なんてなんともないだろ」と思い、長袖をあまり持たずに渡米しましたがものすごく後悔しています!スウェットやパーカー、ジャケットを持っていくことを強くおすすめします。