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留学体験記

【スペイン】¡Hola! ~スペインでの最初の三カ月~

【派遣先】サラゴサ大学【派遣期間】2023年9月~
経済経営学類
 S.Kさん

 こんにちは!私は今、スペインのサラゴサという都市で留学をしています。マドリード、バルセロナの方が馴染みのある方が多いと思いますが、サラゴサも歴史があり、とても素敵な街です。

 今回の留学が初めての海外だった私は、成田空港を出発してから経験したこともないような大きな不安とほんの少しのわくわくを抱え、寮につくまで半泣き状態でした。しかし、それからすでに3カ月が経とうとしています。今は生活にも慣れて友達もでき、楽しく過ごしています。今回は大学、寮、食生活や今までの生活、自分の状況などについてお伝えしようと思います。
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大学について


 私は経済経営のキャンパスに通っています。サラゴサ大学はとても大きく、ほとんどすべての学部をもっていると言ってもいいかもしれません。サラゴサだけでなく、テルエル、ウエスカのアラゴン州3県すべてにキャンパスを持ちます。

 この秋セメスターはビジネスイングリッシュとマーケティングマネジメントの授業を取っています。始めはもう一つ教科をとっていたのですが、数学的要素が強く、単位を落とすことを心配して履修を撤回しました...。授業形態は日本とは違い、各科目一週間に2回ずつ授業があります。そして一コマ分が2時間もあります!
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▲Faculted de Economia y Empresa


大学寮での様子


 私が今住んでいるところは、サラゴサ大学の寮です。大学までは歩いて約20分で、家賃が月12万ととても高いのですが、日曜日の夜以外三食込み、週一ベッドのシーツ替えと部屋掃除もしてくれます。また、ジム、ウォーターサーバー、図書室などが使え、写真からはわかりにくいかもしれないですがとても大きく、最初のうちは迷子になりそうでした。

 居住者のほとんどがスペイン人で、私たち留学生は8人ほどしかいません。月に何回か開かれるパーティーに初めて参加した時には、とても活発でお酒が好きなスペイン人の姿に驚きました。少し悪酔いする人もいますが、私に「名前は?」「どこから来たの?」と話しかけてくれ、嬉しかったことを覚えています。また、寮内ではすれ違うときに「Hola」もしくは「Buenas」と挨拶をするのが基本です。話には聞いていましたが、スペイン人はとてもオープンでフレンドリーだということを改めて感じています。
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The entrance of Pedro Cerbuna

スペイン人は一日5食?!


 日々の食事ですが、日曜日の夜以外は寮の食堂を利用しているため、あまり考える必要がありません。食事は下の写真のような感じです。この日のランチは私が美味しいと感じたメニューでしたが、当たりはずれもあります...。食堂は半ビュッフェスタイルのようなものですが、とれる品数、おかずの種類などに制限があります。しかし、サラダは別コーナーにあり、これは好きなだけとることができます。朝食もパンやフルーツグラノーラなどですが、これにもいくつかルールがあります。また、日曜の朝にはチュロスが並んでおり、生徒からの人気があるように感じます。スペインではチュロスをチョコレートドリンクにディップして食べるのが主流で、同時にチョコレートドリンクももらえます。

 食事に関して、最初に困ったことが一つありました。それはディナーの時間がとても遅く、21時ごろから始まるということです。よく調べてみると、スペイン人は1日に5食食べるということがわかりました(全員ではないと思いますが...)。朝食は日本と変わらない時間ですが、コーヒーや小さいパンなどの軽いものなので、お昼の前にも軽食をとります。その後、昼食の時間となりますが14時頃と遅く、寮も食堂が開くのは13時~15時です。そしてまた夕食前に軽食を食べるため、夜ご飯が21時ごろからになるわけです。夜が遅いために、翌日の朝食が軽めになるのだと言われています。
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▲Someday breakfast and lunch

▲外食したときの写真


留学開始~現在



 次に最初の一か月で辛かったことを少しお伝えします。
 
 まずは、バルセロナ空港を出てから寮に向かうまでの道のりで、スペイン人はあまり英語を喋ってくれないという事実を知ったこと、登録されたバディとは結局連絡が取れなかったこと、授業についていくのに必死だったこと、特にマーケティングマネジメントの授業で数学的要素の内容を学習することが数弱な自分にとって厳しかったことなど、色々ありましたが、一番は会話についていけないことでした。特に数人のグループでの会話では、みんなの話すスピードについていけず、自分だけが取り残されている感じが本当に辛かったです。

 一緒に過ごしていく時間が長くなっていくにつれ、みんなの性格がわかってきて、冗談を言えるようにもなりました。今では同じ寮の人たちや、パーティーなどで仲良くなった留学生たちと楽しく過ごしています。9月の後半に友人とマヨルカ島に旅行に行ったり、10月の中旬には大学の授業が休みになるほどのサラゴサの大きなお祭りにみんなで参加しました。

 ここで生活していて気づいたことは、みんな他人に対して良くも悪くも興味があまりないことです。自分の好きな恰好や生活スタイル、そして自分の気持ちをはっきり伝えることや、性に関しても、こんなに多様だったのだと気付かされました。日本よりも「自由」が感じられるのではないかなと思います。

 最後にこの3カ月の思い出の写真を紹介します。読んでくださりありがとうございました!
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▲Plaza de Pilar
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▲Basilica de Nuestra Senora del Pilar from the brige
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▲Played cards game w spanish friends in the dormitory
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▲Central Mallorca

▲Italian party&Barbie party
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▲Fiesta de Pilar/Festival in Zaragoza

▲My favorite Gelatos