早いもので、9月末にハノーファーに来てから4ヶ月が経ちました。今回のレポートでは、ドイツに渡航する前から冬学期を終えるまでを振り返り、留学を志す皆様の参考になることをお伝えしたいと思います。
まず、渡航前には学生ビザの取得や、ドイツの銀行口座開設書、国民保険の加入証明書など、各種書類の準備が必要でした。また、私は英語で行われる授業のみを選択していたため、英語試験の勉強(IELTS)を主に勉強していました。ドイツ語に関しては福島大学で授業を受けたことがなかったので、2023年の夏学期に自習を始めて、渡航前にはドイツ語検定4級に合格することが出来ました。
ドイツに渡航した後、現地の国際交流センターが主催してくださったイベントに参加することで、多くの留学生と知り合い友達になることが出来ました。留学生の出身国は多様で、イタリアやスペインといったヨーロッパはもちろん、インドや、中国、韓国、ベトナムなどのアジア圏、そしてメキシコやアルゼンチンといった南アメリカからもハノーファー大学に来ていました。当初は自分の理解力がまだまだだったり、日本語訛りの英語をあまり聞き取ってもらえなかったので、会話にうまく入れなかったのを覚えています。しかし、喋れなくても積極的に会話に入ることで友達との意思疎通が少し楽になったり、伝わるまで怯むことなく喋るという事を繰り返していくうちに、少しずつですが、英語でのコミュニケーション能力が上がったような気がします。私の英語力はまだまだですが、交換留学が終わるまでに自信が持てるようになりたいです。
私の専攻は経済学なのですが、学部生向けの授業はほとんどドイツ語なので、院生向けの講義も受講しました。英語で抽象概念を理解するのはとても大変でしたが、福島大学で学んだ経済学の理論を思い出して、「日本語で理解するならこんな感じかな」という風に見当をつけて理解していました。ドイツ人の友達によると、ドイツの大学の試験は選択問題なしで全て記述試験で行うということなので、当てずっぽうではなくひたすら講義の内容を暗記する必要があります。福島大学卒業後、私はドイツの大学院に進学するつもりでいるので、この経験は本当に有意義なものとなっています。
また、授業だけでなくさまざまなアクティビティやコミュニティにも参加しました。ドイツ人の友達と一緒にビールを飲んだり、イタリア人の友達とクライミングをしたり、メキシコ人の友達と踊ったり、日本では関われないような人たちと、日本ではまず味わえないような経験をしました。残りはまだ半年ありますが、一日一日を大切にしようと思います。
▲大学のメインキャンパス。シアターホールも完備。
▲寮とキャンパスの間にある遊歩道。秋になると紅葉が見れる。
▲クリスマスパーティー。ラテンの人たちのパーティはすごい。
▲大学のスポーツセンター内にある。見上げているのはイタリア人の友人。
▲イタリア人の友達が作ってくれたパスタ。最高だった。
▲ハノーファー大学に留学していた日本人の友人たち。この日は餃子パーティー。
▲この日は日本人の友達とおでんパーティー。練り物は自家製。