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留学体験記

【アメリカ】アーカンソー州オザークス大学留学体験記6ヶ月目


【派遣先】オザークス大学【派遣期間】2023年8月~派遣中
食農学類
 G.Yさん

 8月にアメリカに渡航してから半年が経ちました。3ヶ月目から6ヶ月目にかけての私の体験や感じたことなどを共有したいと思います。


秋休み

 オザークス大学では11月に秋休みが一週間ほどありました。その間にルームメイトとアメリカのシカゴに行きました。シカゴの街並みはとても綺麗でした。建物がヨーロッパのようなデザインで、洗練された大人の街というイメージを持ちました。有名なトランプタワーや、世界で一番大きいスターバックスなどもあり、とても面白かったです。シカゴの街の中心にPreston Bradley Hallという建物があり、内装がクラシカルとても美しかったです。またシカゴピザも食べに行きました。分厚くて大きなピザは食べ応えがありとてもおいしかったです。ピザというよりラザニアに近い感じがしました。
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▲シカゴの街なみ
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▲Preston Bradley Hall
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▲シカゴ川とトランプタワー

▲シカゴピザ


冬休み

 冬休みはルームメイトの出身地であるメキシコのコズメル島と、大学の友人の出身地であるアメリカのヒューストンに行きました。コズメル島はメキシコの南に位置する小さい島で、お米のような形をしています。常夏で海がとても美しい島です。有名な観光地になっているので観光客が多く、時間の流れがゆっくり感じるような落ち着いた雰囲気の島です。島の半分は保護区となっており、自然が大切にされています。時間は限られていますが保護区に入ることができます。保護区内にあるビーチはとても美しく、驚きました。真っ白で柔らかい砂浜と青い海、青い空は本当に美しかったです。メキシコ料理もたくさん食べました。特にタコスがおいしかったです。炭火焼きの香りがするシンプルな味付けのチキンと、オニオン、パクチー、ソースの組み合わせが完璧でした。またコズメル島で有名なレストランにも連れて行ってもらいました。そこで食べたアボカドパイが今まで食べたことがない味でとても美味しかったです。ルームメイトの家の近くに海があり、ほぼ毎日夕陽を見に行きました。同じ場所、同じ時間帯なのに景色が違っていて、でもそれぞれの景色が美しかったです。コズメル島ではたくさんの自然とその美しさを感じることができた貴重な時間でした。
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▲保護区内のビーチ       
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▲保護区内の道路
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▲お土産街          
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▲アボカドパイ        
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▲ルームメイトとその家族


 冬休みの後半はヒューストンに行きました。泊まらせてもらった友人の家族はパキスタン出身なので、パキスタンの料理や文化を感じることができました。友人のお母さんが作ってくれたチキンとポテトのカレーは辛かったですが特に美味しくて記憶に残っています。またヒューストンはオザークス大学が位置する街に比べると都会なので、大きなアジアスーパーがありました。そこで久しぶりに納豆を買って友人とその兄弟と食べました。なかなか美味しいとは言えないようでしたが、有名な納豆を体験できて嬉しいと言ってくれました。ヒューストンにはアジア人がとても多く、親近感を感じました。アジア料理レストランもとても多かったです。またヒューストンのダウンタウンにある美術館にも行きました。大きい建物三つ分全てが美術館となっていてとても広かったです。作品の数もとても多く、全て見て回るのはなかなか難しかったですが、作品だけではなく、建築物的な美しさも楽しむことができ貴重な体験をしました。大晦日は友人家族と家で過ごし、花火を上げました。日本とは違って各家庭で小さい花火を買ってそれぞれの家で打ち上げるので、年越しの瞬間は花火の音があちこちからして少し怖かったです。冬休みの一ヶ月間は二つの地域に行き、留学以上の経験をすることができました。
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▲パキスタン料理
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▲美術館
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▲花火に火をつける様子


クラスについて

 後期のセメスターでは四つのクラスをとりました。Jazz musicMath Literacy Lifespan DevelopmentNutritionです。Jazz musicではさまざまな種類のジャズ音楽を聴いてその歴史や違いを習っています。Math Literacyでは基本的な数学を勉強しています。やっていることは簡単ですが、日本とは違うルールや計算の仕方があって面白いです。他の二つは私の分野に繋がる授業なので受けていて楽しいです。毎回の小テストやプレゼンテーションの準備はとても大変ですが友人と協力しながら頑張っています。


半年過ごしてみて

 半年という期間をアメリカで過ごしてみて感じたことは、それぞれがそれぞれの考え方や価値観があり、異なる部分を尊重し合いながら生活しているということです。以前、相手の異なる部分を理解する前に、自分の価値観に相手をあてはめて判断してしまい、友人と衝突してしまった時がありました。そういう経験を経て、異なる部分をどのように理解しあっていくかが大切だとわかりました。しかし、いくら自分が相手の文化や考え方を理解しようと努力したところで、相手が同じように努力し、分かり合いの姿勢を見せてくれるとは限りません。それはそれでしょうがないと割り切れるようにもなりました。異なる部分が多いことは素晴らしいですが、難しい場面も多いです。語学面、勉強面だけではなく、人間関係の複雑さも学ぶことができた半年でした。