福島大学トップ福島大学の国際交流留学体験記 > 【イギリス】ホームシックと天候との闘い

留学体験記

【イギリス】ホームシックと天候との闘い

【派遣先】ノーサンブリア大学【派遣期間】2023年9月~
行政政策学類
 I.Yさん


こんにちは!イギリスに到着してから早くも6か月が経過しました。前回留学レポートを書いた後から現在までの生活や、留学を通して感じていること等について書いていきたいと思います。

冬休み

ノーサンブリア大学では、12月中旬から1月下旬までの間が冬休みとなっていました。私は冬休みに入ってすぐにロンドンに23日の旅行に行きました。

初めてのロンドンということで、今回はツアーに参加してバッキンガム宮殿やビックベン、セントポール大聖堂などの有名な観光地にいったり、クリスマスのイルミネーションを見に行ったりしました。また「ロンドンでアフタヌーンティーを食べること」が私の夢の1つであったのですが、無事にかなえることが出来て本当に嬉しかったです。
iy21.jpgiy23.jpg

クリスマスシーズンということもあり街は少し混雑していましたが、イギリスの首都であり世界でも有名な都市の1つであるロンドンを観光して、歴史や文化、芸術に触れることが出来た旅行でした。

今回1人でロンドンに行ったのですが、ツアーを通して他の観光客の方と仲良くなることが出来たり、お互いの国の話をしたりたわいもない話をして、様々な人と交流することが出来ました。

またクリスマスには、同じ寮に住む友達とプレゼント交換やクリスマスパーティーをして、賑やかに楽しく過ごすことが出来ました!

大晦日には友達の知り合いのポーランド人の方が主催するホームパーティーに誘っていただき、様々な国から留学している人と交流しながら食事を楽しみました!年越しの瞬間は、庭で花火をあげて祝いました。住宅街の至るところから花火が上がる光景は、花火は夏の風物詩だと思っていた私にとっては少し不思議な感じでした。


▲大晦日のパーティー

1
月の後半に多くの授業の課題の〆切が迫っていたので、年が明けた後はひたすら勉強をしていました。あっという間に冬休みは終わってしまいましたが、多くのことを経験することが出来る充実した休みでした。

今セメスターの授業

1月後半から授業が再開しました。今セメスターは「The Criminal Justice System」「Sex and Gender in Society」「Live Project: Sociology in Action」の3つの科目を履修しています。「Live Project: Sociology in Action」の授業は、グループに分かれて社会問題を1つ選択して、現状や問題点を調べ、どのような対策やキャンペーンを行うことが出来るのか考え、最終的にはプレゼンテーションを行うという授業です。授業内では先生からの講義もあるのですが、基本的には学生が主体となって問題と向き合い、話し合いを重ねて進めていく授業です。そのため他の科目以上に積極性や発言をすることや社会学的な研究をすることが重要で、私にとっては難しいと思うことも多くありますが、何とか頑張っています。

ホームシック

イギリスに到着して5か月が経過した2月頃から、未だかつて経験したことのないほどのホームシックに陥りました。私は大学生になってから一人暮らしをしていたことや、1人行動も得意であることから、渡航前は大してホームシックにはならないのではないかと思っていました。しかし、2月の間はふとした瞬間に家族や友達が恋しくなり寂しくなる頻度が増えていました。ホームシックを乗り越えるために、1人でいる時間をより少なくしようと思い、以前よりも友達を積極的に遊びに誘ったり、面白そうなイベントには進んで参加することを心掛けました。

もしかしたらどんよりとした天気の日が多く、日照時間が少ないイギリスの天候も影響しているのかもしれないと思い、ビタミンDを意識的に摂取することを始めました。自分の想像以上に家族や友達、そして日本が恋しくなったことに驚きましたが、これも留学ならではの良い経験だったなと今は思っています。

6か月が経過して

初めは自分の英語力が他の留学生に比べてないことに落ち込んだり、授業内で自分の思うように発言することが出来ない状況にショックを受けていました。しかしめげずに周りの人に積極的に話しかけることや、失敗を恐れずに「当たって砕ける精神」を大切にして過ごすことで、留学前と比較して失敗することが怖くなくなり、以前よりものびのびと毎日を過ごすことが出来ているように感じています。しかし、日々「もっとこう出来たのではないか?」や「他に良い表現や言い方があったのではないか?」と思うことも多くあります。これからも自分の気付いたことや気持ちを大切にして、努力していこうと思います!

また、友達との会話や大学の授業を通して、私は自分自身の長所や直したい点について考える時間が増えました。私が無意識に行っていることを友達が褒めてくれることがあったり、様々な人とコミュニケーションを取る中で「こういう部分を見習いたい」と思うことが何度もありました。もちろんこれらは日本で過ごす中でも経験することだとは思うのですが、世界中の国から多様な人々が集まっている環境で、様々なバックグラウンドを持つ人々と接する中で、自分自身について考え新たに発見することがあり、とても面白く感じています。

あっという間に時間が過ぎ、帰国まで残り3か月ほどになりました。悔いの残らないように、残りの期間も頑張りたいと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

iy25.jpg
▲フィッシュアンドチップス