福島大学トップ福島大学の国際交流留学体験記 > 【ドイツ】留学スタートから半年までを振り返って

留学体験記

【ドイツ】留学スタートから半年までを振り返って

【派遣先】ハノーファー大学【派遣期間】2023年10月~
経済経営学類
 I.Kさん

 ドイツに来てからちょうど6か月が過ぎました。今回は学期末試験からその後の春休みの過ごし方について書いていきます。

 楽しい春休みを迎える前に大学の正規試験に合格する必要があります。前回のレポートにも記しましたが、ドイツの大学の試験はすべて記述形式で、さらに不正行為防止のため答案の記入はボールペンのみでした。回答を誤った場合は二重線等をひいて消去し、また新たな回答を書く必要があります。試験に関する注意点はもう一つあり、それはほとんどの試験で電卓の持参が認められていることです。ある科目の試験について担当教授は「持ち込み禁止」だと言っていました。しかし試験当日会場に行ってみると、ほぼすべての学生が電卓を持ち込んで試験の際使用していました。つまり電卓の"持ち込み"は言うまでもないことで、その持ち込みについていちいち言及することはないのだとその時気づき、自分は諦めて暗算で計算しました。ドイツにこれから留学する予定もしくは希望する方も、試験方法については詳細に確認するのが吉です。とはいえ最終的にすべての試験に合格することができ、いくらかの授業ではそれなりに高い評点をいただけたので良かったです。

 そして試験が終わり待望の春休みがやってきました!長期休暇の楽しみといえば何といっても旅行です。西ヨーロッパの東部に位置するドイツは東西南北どのヨーロッパの国に行くにも丁度いいところにあります。私もここではすべて書き記せないほど、いろいろな国に行くことが出来ました。とはいえお金は潤沢にはありませんので、旅行といってもラグジュアリーなものではなく、深夜バスを利用することによって移動費用と宿泊費用を削ったり、食事も基本的にはスーパーで買ったものだけで済ませたりして、総費用を浮かせていました。今まで行った中で一番記憶に残って充実した旅先はローマです。ハノーファー大学で仲良くなったローマ出身の友達がわざわざ空港まで車で迎えに来てくれ、さらに彼の実家に泊めていただきました。彼のお母さんのイタリア料理を食べながら、家族のみんなと談笑するという何気ない光景は、岩手の実家で家族と一緒に夕食を食べていた時のことを思い出させてくれました。9月には彼とその家族が来日すると言っていたので、今度は自分がホストとなっておもてなししたいと思います。

 春休みはクラブ活動にも積極的に参加しました。せっかくドイツに来たということで、ヨーロッパが本場であるサッカーを本格的にはじめました。私が最後にサッカーボールを蹴ったのは小学生時代のキックベースボールです。周りは数年以上プレイしている経験者ということもあり、まだ全然思い通りにプレイできませんが、もっと上手くなりたいのでもう少し続けてみようと思います。二つ目はラクロスです。福大にいた時にやっていたわけではありませんが、友達から「面白いからローカルチームの練習に来なよ」と誘われたのではじめてみました。まだまだ初心者ですが、スティックを使いこなすラクロスは野球をしていた自分にとってサッカーよりは馴染みやすいので、こちらも練習を続けようと思います。

 これから夏学期に入りますが、今一度勉強モードに切り替えてドイツ語の上達を中心に頑張って行きたいと思います。
krakow.jpg
▲ポーランドはクラクフにるヴァヴェル城。この城があるクラクフ歴史地区は1979年に登録された世界遺産第一号の一つ。
auschwitz.jpg
▲アウシュビッツ強制収容所。現在は凄惨な歴史を後世に伝える博物館となっている。

▲北はミラノ、南はシチリアまでのイタリア産スイーツ。友達と一緒にイタリアのスパークリングワインで乾杯。
bari.jpg
▲イタリアのバリ市。友達の地元に遊びに行った。
moulinrouge.jpg
▲パリにあるキャバレー「ムーラン・ルージュ」パリで勉強している友達と一緒に市内を観光した。
colosseo.jpg
▲ローマのコロッセオ。ローマの友達が市内を案内してくれた。観光地は人が多く、スリや盗難に遭いやすいので要注意。