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留学体験記

【イギリス】Returned to Japan!

【派遣先】ノーサンブリア大学【派遣期間】2023年9月~2024年6月
行政政策学類
 I.Yさん


こんにちは!私は20239月から留学していましたが、20246月に帰国しました。約9か月間の留学は想像していたよりもあっという間に終わってしまいました。この3回目の留学レポートでは3月以降の生活や留学の振り返り等について書きました。海外に少しでも興味のある方や留学を考えている方の参考になったら嬉しいです!


【ボランティア活動について】

私は留学中に学生だけではなく、より多くのイギリスに住む様々な方とコミュニケーションを取る機会が欲しいと思い、3月から「British Heart Foundation」というお店でボランティア活動を始めました。心臓病の研究のサポートを目的とするチャリティー団体である「British Heart Foundation」はイギリス国内に多くの店舗を構えており、市民から店に寄付される服や雑貨を販売し、その売り上げを研究のサポートに当てています。私は大学の近くにある店舗で、レジを担当したり、寄付された洋服や雑貨の仕分け等の活動を行ったりしました。このボランティア活動を通して、一緒に働いていた方々やお客さんと交流をすることができ、イギリスのチャリティー団体の活動について深く知ることの出来る貴重な経験となりました。


【ヨーロッパ旅行】

私は3月下旬から4月中旬まであったイースター休暇と、全ての授業終了後の6月初旬に友人と一緒にヨーロッパ旅行をしました。イースター休暇では、福島大学からスペインに留学中の友人と一緒にバルセロナとロンドンを観光しました。ヨーロッパではそれぞれの国同士がとても近く、バスや電車で国をまたぐことが可能なので日本から行く場合と比較すると、移動が簡単でした。古くから残る建造物を見学して歴史を学び、食や美術などの様々な文化に触れることが出来たとても充実した旅行でした。見る景色の全てが新鮮で刺激的で、旅行中は常に感動していました。
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▲バルセロナで食べたパエリア
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▲新鮮なフルーツや揚げ物などが多く並んでいたバルセロナのボケリア市場

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▲同じ寮に住んでいた友達と一緒にパリに行きました。

▲朝早く行って並んだルーブル美術館
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▲6月に行ったアムステルダム


【留学の振り返り】

9か月の留学では、日本とイギリスの文化の違い・ホームシック・フラットメイトとの掃除等に関する考え方の違いなどの様々な辛く悲しい出来事もありました。正直途中で「日本に帰りたい」と思ってしまい、気分が落ち込む時もありました。しかし帰国した今になって考えてみると、悔しかったことも苦しかったことも全て自分の成長に繋がる良い経験であったと胸を張って言うことが出来ます。

日本出発時には「イギリスで友達をつくることが出来るのか」「授業についていけるのか」など多くの不安を抱えていました。しかし毎日楽しく何気ない会話をして一緒に過ごした友達や、授業で分からないことがあった時に助けてくれたクラスメイト、ボランティア活動の中で出会った人たちなど・・・本当に周りの素敵な人々に支えられて、充実した留学生活を送ることが出来ました。私はこの留学期間中に、様々な人と交流する中で自分自身を見つめ直して考える時が多くありました。友達から言われた何気ない一言から、「私にはこういう部分があるのだ」と自分の長所や特徴を知ることが出来たり、人と話している時に「実は私はこういうような考えをもっていたのだ」と新たな発見があったりしました。留学前はあまり自分の将来や仕事について考えることが出来ていなかったのですが、留学を通して自分がどのような価値観を大切にして生きたいのか、どのような職業に就きたいのか考えることが出来ました。日本から海外に出て、留学することで自分自身に関しても新たに発見することが多く、自分のことを知るという意味でも良い経験になったと感じています。


【イギリス留学の持ち物】

最後に私が留学に持って行って良かったもの・もっと持っていくべきだったもの等を紹介します。今後留学する方の参考になったら嬉しいです。

〈持って行って良かったもの〉
・化粧品
・日焼け止めクリーム
・折りたたみ傘
・予備のスマートフォン

私が滞在していたニューカッスルは硬水の場所であると聞いていたので、敏感肌である私は水が合わなくて肌荒れしてしまうのではないかと不安でした。しかし実際は、日本にいる時とあまり肌の状態は変わらず、むしろ少し良くなっているのではないかと思うほどでした。水質が変わると使う日本で使っていたシャンプー等が合わなくなる場合があると聞いていたので、シャンプーやトリートメント類は少量だけ日本から持って行きました。

ですが肌に触れるもの(日焼け止めクリームや化粧品等)は現地で肌に合うものが見つからない場合もあると思うので、日本でお気に入りのものがある方は出来るだけ持っていくことをおすすめします。私は出発後に日本にいる親から足りない分は送ってもらおうと考えていたのですが、海外に送る際には製品のアルコール度数によっては送れない場合もあるので注意してください。

また、イギリスでは雨が降る日が多く、天気が良いと思っていても突然雨が降り出すことが多かったです。そのため私は出かける際は折り畳み傘を持って行くようにしていました。

加えて、私は自分が普段使うスマートフォン以外にもう一台予備として持って行きました。私が住んでいたニューカッスルはイギリス国内では比較的治安の良い街だと聞いていたのですが、どうしてもスリが怖かったので予備を持って行きました。幸いにも留学中に何かを盗まれることは一度もなかったのですが、予備があることで「一台盗まれてもとりあえず人に連絡は取れる」と安心して生活することが出来たので良かったと感じています。

〈もっと持っていくべきだったもの〉
・歯ブラシ
・ノート
・筆記用具
・風邪薬

私は日本から歯ブラシは1本だけ持って行ったのですが、イギリスでは自分の好みの歯ブラシを見つけることが出来ませんでした。私が見たところによると、歯ブラシの毛の密度が低くて大きめの歯ブラシが多く売られていました。人それぞれの好みにもよると思うのですが、私は歯ブラシの毛の密度が高く小さめのものが好きだったので、もっと持って行けば良かったと後悔しています。

また、円安の状況も関係していると思うのですが、イギリスではノートや筆記用具の値段が日本と比較するとかなり高かったです。私は現地で買うことを考えていたため、ノート類に関しては特にあまり持って行きませんでした。スーツケースや荷物の重量制限もあるので難しいかもしれませんが、出来たら必要な分は持って行くことをおすすめします。私は留学期間中に想像していたよりも体調を崩してしまうことが多くありました。風邪薬が足りなくなる事はなかったのですが、もう少し持って行けば余裕を持って安心できたかなと思っています。風邪薬は「持って行きすぎかな」と思うくらい多めに持って行くことをおすすめします。

これで私の留学レポートは終わりになります。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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▲ニューカッスル城からみた街の景色