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留学体験記

【カナダ】カナダ短期語学研修レポート

【派遣先】マクマスター大学【派遣期間】2024年8月
行政政策学類
 I.Nさん


私はカナダのマクマスター大学で3週間の語学研修に参加してきました。私がこのプログラムに参加したのは、海外の文化や生活に憧れがあり、英語にも興味があったからです。大学生になったら留学したいと考えていたので、今回参加することができてとても嬉しかったです。カナダで生活して、英語力の向上だけでなく、様々な発見や気づきをすることができました。このレポートでは、今回のプログラムや私自身の経験や学びについて振り返っていきたいと思います。

まずは、大学についてです。マクマスター大学はオンタリオ州のハミルトンという地域に位置しています。この大学の、敷地がとても広く自然が多いことや、イギリス風の歴史的な建物が校舎として使われていることには興奮しました。施設はきれいに整備されており、とても快適に過ごせました。また、大学内や大学の周辺には様々な飲食店があり、そこでの食事や学食はおいしかったです。

滞在先は大学内の寮でした。設備が充実していたので不自由なく過ごせました。4人部屋で他の福大生の参加者と同じ部屋だったのは心強かったです。

残念ながら、夏休み期間ということもあり現地の学生はあまりいませんでした。プログラムの参加者も日本人が大半を占めていました。しかし、日本人同士でも英語で会話することを心掛けることでお互いに高め合うことができたと思います。

授業は、語学力とは関係なく20人ほどのクラスで、月曜日から金曜日に13時間×2コマの計6時間で行われました。毎回の授業で作文と発表をし、絵本などを活用したリスニングやリーディングも行いました。そのため、リスニング、ライティング、スピーキング、リーディングのすべてを鍛えることができました。さらに、プレゼンテーションや、論文の作成も経験しました。また、授業の内容は基本的にカナダの文化や歴史について学ぶことだったので、カナダについて詳しく知ることができました。

週末には小旅行が計画されており、様々な観光スポットに訪れることができました。参加者のみんなと一緒に行ったことで仲を深めることもできました。また、放課後の時間を使って大学の周辺やトロントに遊びに行ったりもしました。授業だけでなくこのような経験からもカナダの文化を知ることができました。

参加をするうえで最も心配だったのは、やはり、自分の英語力です。私は自分の英語力には自信がなく、しっかり聞き取って会話することができるのかということが不安でした。実際、相手が何を言っているのかわからずに聞き流してしまったり、答えられずにいたりするということが多かったです。また、文を考えることに集中しすぎて沈黙になってしまうことがありました。特に難しかったのは質問をすることでした。わからないことがあったときだけでなく会話の中でも質問をしますが、元々内気な性格の私は話しかけるところから苦戦していました。しかし、日数が経つにつれて英語にも徐々に慣れていき、自分の英語や自分自身にも少しずつ自信がついてきました。会話が成立した経験が自信に繋がっていきました。文法や発音を気にして黙っているよりも、失敗を恐れずに伝えたいという気持ちを相手にぶつけることが大切なのだと気付きました。

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左:CNタワー、右:ナイアガラの滝

 全体を振り返ってみて、多くの困難や失敗がありましたが、それ以上に得たものが多く、自分自身が成長することができたと感じています。何より、とても楽しい時間を過ごすことができました。今回の経験を通して、英語を、カナダをより好きになることができました。経済的な負担は大きかったですが、お金のことは気にしなくていいよと言って送り出してくれた両親には、心から感謝しています。この経験を忘れず、これからの英語学習の励みにしていきたいと思います。そして、またいつかカナダを訪れたいと思います。