私は、8月6日から23日にCAU Summer Program 2024に参加しました。韓国語の授業や文化体験、自由時間などを通して、非常に充実した時間を過ごすことができました。
韓国語の授業は、初級・中級・上級の中から自分のレベルに合わせて事前に選択することができます。私は、これまで全く韓国語を勉強したことがなかったので初級のクラスを選択しました。初級では英語で授業が行われ、理解できたか先生がその都度確認してくれるので、私のような韓国語初心者でも授業についていけないということはありませんでした。日常生活で使える実用的な韓国語を中心に学び、授業で学んだことを買い物や食事の際にすぐに活かすことができて、コミュニケーション能力の向上に繋がったと思います。街中で授業で習った言葉を聞き取ることができた時は、ゼロの状態からスタートした自分が成長したと実感できて嬉しかったです。ペアで会話の練習をしたり、メタバースを使用したりするなど、楽しみながら韓国語を学ぶことができました。
文化体験では、ソウルタワーや景福宮、ロッテワールドを訪れ、ハンコ作りやK-POPダンス体験を行いました。中でも、景福宮で韓服を着ながら写真を撮り、タイミング良く守門将交代儀式を観られたことが印象に残っています。ロッテワールドでは、制服をレンタルしてパーク内を満喫しました。可愛い制服が多く、どれを組み合わせて着るか悩みました。
大学内にはカフェや学食があり、学校周辺にもたくさんの飲食店があるので何を食べるのか決めるのが毎日楽しみでした。元々辛い物が好きでよく食べるタイプでしたが、韓国の料理は思っていたより辛くて驚きました。水やキムチなどのおかずはセルフサービスで、おかわりも自由なお店がほとんどなので、気に入ったおかずは好きなだけ食べられました。
休日は友達と一緒に明洞や弘大、東大門などに出かけました。特に明洞では観光に来ている日本人をよく見かけ、日本語で声をかけてくれる店員さんも何人かいました。とはいっても、日本語で話しかけてきて強引に買わせようとされることや、ぼったくられるという話を耳にするので買い物の際は慎重に行動する必要があると思います。また、電車やバス、タクシーの料金が日本より安いので、交通費が安く済んだのがありがたかったです。ただ、バスの運転が想像以上に荒くて、乗客が席に座る前に発進してしまうので、慣れるまでは大変だと感じると思います。
慣れない環境で過ごした日々は、私にとって学びの多いかけがえのない経験になりました。大学卒業前に海外に行ってみたいという理由でこの研修への参加を決意し、海外での生活に不安を感じていましたが、日本にいるだけではできなかった体験ができ、今は参加してよかったと胸を張って言えます。この研修を通して他国の友達ができ、一緒にご飯を食べに行ったり買い物をしたりする中で、思うように英語が話せずもどかしさを感じる場面が何度かありました。私が答えやすいようにYESかNOで答えられる質問をしてくれて、うまく通じないときはスマホで翻訳してコミュニケーションを取ろうとしてくれた友達たちには感謝しています。完璧に話せなくても、とりあえず話してみることが大事だと肌で感じ、積極性とチャレンジ精神が培われました。英語だけでなく、今回学んだ韓国語をより上達させて日常会話ができるように勉強に励んでいきたいと思います。
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