私は9月16日から9月29日までの2週間、中国の上海へ行き、そのうちの8日間は華東師範大学で1日2コマ中国語の授業を他の留学生と一緒に受けました。
私はもともと1年生の頃から海外で生活することや国際交流に興味があり、最初の頃は英語圏での留学を検討していましたがなかなかタイミングが合わず、語学力の問題などもあり諦めていました。しかし大学在学中にどうしても海外に行きたいという思いがあり、夏休みの2週間で行けるこのプログラムがあることを知り、1年生の頃からずっと中国語の授業を受けていて中国の文化にも興味があったことから今回3年生のこのタイミングで参加することを決めました。
滞在中は華東師範大学の国際寮で生活をしていました。華東師範大学は上海でもかなり歴史のある大学で、キャンパスの規模が大きく、とても立派な大学でした。この大学はたくさんの留学生を受け入れているようで、世界各国から学生が集まる国際色豊かな大学という印象を受けました。キャンパス内はとても広く、至る所にレンタル用の自転車が置いてあり、それに乗って移動している人がいるくらいでした。食堂や売店も充実しており、私が把握しているだけでもコンビニ(売店)が3つ・食堂が2つありました。食堂はメニューが大変充実しており、価格も安く、麺類はだいたい200~400円くらいで食べることができました。麻婆豆腐や餃子や肉まんなど中華料理も味が本格的でとても美味しかったです。また、購買の品ぞろえがとても良く、トイレットペーパーやスリッパやシャンプーなどの生活用品が一通り置いてあり生活には困ることがなかったです。
滞在中は他の長期留学生と一緒に中国語の授業を受けました。授業は最初は英語で行われましたが徐々に中国語のみになっていき、内容を理解するのが少し大変でしたが、他の留学生が教えてくれたり、先生がジェスチャーや簡単な英語で補足してくれたりしたので最後まで同じクラスで授業を受けることができました。もともと中国語を2年と少し学んできましたが、実際に中国に行って学んでみると自分の発音が間違っていることや現地の人の中国語を聞き取るのがなかなか難しいことなどに気付くことができ、良い学びとなりました。2週間というとても短い期間だったため、現地の学生や留学生を話したりする機会はほとんど作ることができませんでしたが、中国の歴史ある師範大学で留学気分を味わうことができてとても良い経験となりました。
中国は私が想像していたよりもずっときれいで都会的でした。日本から近いアジアの国ということもあり、食べ物や文化は日本と似ている部分も多かったです。高層ビルが多く、街を歩いていると日本にいるかのような錯覚をしてしまった時もあるくらいでした。日本と違う部分といえば、交通面がとても発達していたところです。自転車やバイクが至るとことに置いてあり、アプリで簡単にレンタルすることができ、降りるときは乗り捨てできるところがとても便利だと感じました。また、地下鉄やバスも発達しており、日本よりも安く乗れたので感動しました。地下鉄に乗るときは必ず荷物検査があり、セキュリティがかなり強化されていたので安心して利用することができました。滞在中の支払いについては「Alipay」というアプリで行うことができたので、現金は両替したもののほとんど使わずに済みました。そういった意味では中国は日本よりも発展しているのではないかと感じました。やはり実際に自分の目で見てみないとわからないと思いました。しかし中国に行くには現在のところビザを申請する必要があるためなかなか気軽に行くことが難しいので今回このプログラムに思い切って参加して本当に良かったです。中国語を学んでいて中国の文化に興味がある方・海外に行ってみたいけど長期の留学に行くのは難しい方などにこのプログラムは合っていると思います。ぜひ興味を持ったら思い切って行ってみることをおすすめします!