私は2024年9月16日から30日までの2週間、短期中国語研修に参加しました。まず、私がこの短期留学プランに参加しようと思った最も大きな理由は、海外に留学してみたかったからです。中国に興味があった訳でも中国語を学んでいた訳でもありませんでした。しかし、たまたまこの留学のポスターを見つけ、周りの友達も同じ思いだったため、1年生の1番時間があるこの時期に留学に行ってみようと思い、参加することになりました。
2-1.渡航前
参加申請をしてから後に2回ほど説明会があり、その後華東師範大学との面談がありました。この面談では、私たちの中国語のレベルを判断され、それに沿って授業のクラス分けがされました。私は、中国語を勉強したことがなかったので1番下のbasicクラスに配属されました。
2-2.華東師範大学での授業
16日(月)の夕方に上海に着き、授業は18日(水)から始まりました。私が配属されたbasicクラスでは、ピンインや発音など初歩からの授業内容でした。他の海外からの留学生は長期の方がほとんどで、その方たちに合わせて授業をするため、この二週間では深く言語を学び習得することは不可能でしょう。ただ、他国の授業は日本のそれとはまったく異なり、英語での授業はもちろんですが、他国の留学生は、たとえ答えが違っても積極的に発言したり、わからないことがあれば授業中でも質問したりするなどとても明るい授業で、日本では静かに授業を受けている私も自然と楽しく発言できました。また、中国語を楽しく学ぶために先生が様々な工夫で、皆で歌を歌ったり、UNOをしたりもしました。休み時間には他国の留学生とも英語でお話をすることができ、貴重な経験でとても楽しかったです。
▲大学内
2-3.上海の散策
上記のように、翌々日からは授業が始まったものの午前中だけだったため、平日の午後や土日祝日は上海内を旅行しました。私が訪問した場所で印象的だった観光地をいくつか紹介します。
一つ目は外灘(ワイタン)です。よく観光雑誌などで見る上海タワーなどの夜景が見られるところです。写真で見るよりも実際は、高層ビルと上海タワーのライトアップがとても綺麗で日本ではとても見ることができない上海の絶景でした。
二つ目は上海動物園です。敷地内はとても広く、様々な種類の動物がエリアごとに沢山いて、日本の上野動物園にもいないような動物もいました。やはりパンダがいるところは人が集中していて、混雑していましたが何とか見ることはできました。ちなみにネットにはすべてを見るには一日以上かかると書いてありましたが、私は一日で見られました。
三つ目は豫園(ヨエン)です。そこには1559年に作られた大規模な庭園があり、他にも古代中国の街並みを再現した多くの古風な建物が並ぶところです。夜になると建物が金色に輝き、雨上がりだったこともありとても綺麗でした。さらにそこの小籠包がおすすめです。40元弱くらいで少し値段は高いですが、本場の小籠包を食べるなら豫園にある小籠包屋が美味しかったです。上海のお土産もたくさん買えました。
また、大学の周辺にも大型商業施設やコンビニ、飲食店、スーパーマーケットがありました。手軽に中国料理を食べるなら近くにもあります。
外食や買い物、公共交通機関を使うときにはほとんどAlipayを使用しました。バスはどこまで行っても2元、地下鉄は使用する区間によっては異なりますが、3~6元ほどで安かったです。地下鉄を使用するときは、改札前に必ず荷物検査があることに驚きました。
現金については、私は日本の空港で2万円を中国元に両替し持っていきました。現金も使えなくはないのですが、周りの中国人がキャッシュレスで支払っている中、現金で払うと少し嫌な顔をされました...。なんとか帰国前に使い切ることはできましたが、Alipayを使用する予定であれば1万円くらいで十分だと思います。
私がスマホに入れておいたアプリは、WeChat、Alipay、du百度(検索アプリ)、du百度地図(ナビアプリ)でこの4つはあった方がいいと思います。
初めての海外生活で不安を感じていましたが、一緒に行った友達や中国の現地の方、他国の留学生の優しさに支えられ、中国での生活はとても充実したものでかけがえのない思い出になりました。言語の違いだけでなく、文化の違いなど様々なことを学び異文化に触れることの大切さを感じました。私はこの研修に参加してよかったと思うことがほとんどで、もし中国以外でも留学に悩んでいる方がいたら行くべきだと背中を押したいです。
▲大学周辺の景色