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留学体験記

【中国】2024中国短期語学研修レポート

【派遣先】華東師範大学 【留学期間】2024年9月
共生システム理工学類 K.Aさん

 私は、916日から29日まで、中国での短期語学研修に参加しました。私は大学に入学して、1年生の時に中国語基礎と特設を履修し、2年生の現在、中国語応用を履修しています。この研修に参加した理由は、中国語の技能を高めるため、また、日本以外の国の文化、生活に触れることで、自分の視野を広げることができると考えたからです。


大学について


 私たちが今回滞在した場所は、中国の上海市で、中国の主要な都市のひとつです。その上海市の中心部にある、華東師範大学というところで研修に参加しました。大学の授業は、中国語のレベルによって分けられ、ほかの国の留学生と一緒に中国語の授業を受けました。授業は、私たちのクラスは主に中国語で進められ、時々英語で説明がされました。クラスによっては、ほとんど英語で一から中国語を勉強するところもあったので、中国語を勉強していなくても大丈夫です。私のクラスは教科書を使った授業の他に、漢字を書く練習をする授業があり、水を使って書ける習字セットを使って漢字の書き方などを学びました。

 私たちはキャンパス内にある寮に宿泊しました。私たちが宿泊した部屋はとてもきれいで、授業が行われる講義棟にも近かったので、とても快適に生活することができました。
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上海市について


 私たちは午前中に授業があり、午後は空き時間だったので、午後はショッピングモールや観光地に出かけました。大学から歩いてすぐのところに大きなショッピングモールがあったり、地下鉄で何駅か行くと田子坊という観光地があったりするので、とても楽しむことができました。上海市内の移動は、バスやタクシー、地下鉄、シェアサイクルなどがあり、私たちは主にバスと地下鉄を使いました。その中でも、バス、地下鉄、シェアサイクルは、AlipayWechatpayといったキャッシュレス決済アプリで、QRコードを読み込むだけで利用することができました。その点は日本よりも断然便利でした。バスは一つの路線を一律2(40)でどこまでも乗ることができるので、一番利用した交通手段でした。地下鉄も100円前後ととても安く、交通の便はとてもよかったです。タクシーも少し利用したのですが、タクシー会社の公的なタクシーか、個人タクシーかなどで値段が変わり、少し難しかったです。また、上海の移動手段で驚いたのが、シェアサイクルがとても普及していることです。大学のキャンパス内や、街のいたるところから乗ることができ、本当にたくさんの人が利用していました。


買い物について


 私は、朝ご飯などを大学のキャンパス内にあるスーパー、コンビニなどで買っていました。中国はキャッシュレス社会がとても進んでいて、現金を使うことはほとんどなかったです。私は基本的にAlipayというアプリを使って支払いをしました。大学の学食もAlipayなどがないと使えないため、中国に行く際は、AlipayWechatpayなどのキャッシュレス決済のアプリは必須だと思いました。飲食店では商品名を言ったり、難しい時はメニューを指さしたりして注文しました。お店によっては席にあるQRコードを読み込むと注文から支払いまで済ませることができたので、店員さんと話す機会はあまり多くなかったです。

 中国の物価は、日本と大きくは変わらず、日用品、食料品などは中国のほうが安いと感じました。飲食店では、50元(約1000円)あれば多いくらいの量食べることができました。


参加しての感想

 
 今回、中国での短期語学研修に参加して、中国へのイメージが大きく変わりました。日本では、中国に関するニュースは悪いことが多く報道されているため、治安など、渡航前は少し不安な気持ちがありましたが、中国はとてもやさしい人ばかりで、上海は治安もよく、そのような気持ちはすぐになくなりました。もちろん、悪いニュースがあることも事実ですが、それはどの国も同じなので、いいところにも目を向けて双方の偏見がなくなればいいなと感じました。授業もとても楽しく、実用的な中国語を学ぶことができました。ほかの国の留学生と話すこともとても良い経験になりました。今回の研修を振り返って、とても楽しく充実した2週間を過ごすことができました。