今回、中国の華東師範大学への短期の語学研修に参加し、中国の言語や文化などを学びました。日本とは異なる習慣や価値観に囲まれながらの生活はとても貴重な経験となりました。
平日は、朝の8時30分から12時頃まで中国語の授業がありました。私は、初心者向けのクラスだったため最初はピンインの発音から始まりました。授業は英語で行うため理解するのに必死でしたが、先生やクラスメイトが丁寧に説明してくれたため有意義に過ごすことができました。机上の勉強だけではなく、時にはゲームなどを交えて授業を進めていくため、とても楽しく行うことができました。
午後は企業視察や上海総領事館への訪問など充実したプログラムが多くありました。特に上海の虹橋には日系の企業が多く存在し、日本人が暮らしやすい場所でした。上海高島屋百貨には日本の製品がとても高い値段で売られてあり、製品の性能の良さと同時に円安を感じました。そして、上海福島県人会の方々とのお食事会では中国伝統の円盤型のテーブルをみんなで囲いながら食事を楽しみました。出てくる料理も普段食べることのない食材が多く新鮮でした。
上海は私が想像していたよりも発展していました。いくつもの高層ビルがライトアップされていて町全体が明るかったです。しかし、少し路地に入ると歴史を感じるような建物が並んでいたため目まぐるしい経済発展を感じました。また、特に接客において文化の違いをとても感じました。私も日本で接客業のアルバイトを行っていますが、日本の接客態度とは大きく異なっていたため驚きました。短期語学研修を通じて、中国語の上達だけではなく、異文化や異なった価値観に対する理解が深まりました。中国は、伝統的な風習を大切にしつつ、急速な経済発展を遂げた国であることが分かりました。この短期語学研修で得た知見を将来どこかで生かしたいです。