勉強面
元々非英語の選択で韓国語を選択していなかったため、「できる韓国語」シリーズを用いて韓国語の勉強を始めました。韓国外大に交換留学する上では、学部の授業を受講する際にTOPIK3級以上の条件があるものが多いため、3級以上の合格を目標にし、留学前に4級を取得しました。
用具類
留学前に準備する上で大切だったこととして、携帯契約と送金または換金が挙げられます。まず、携帯契約に関してはネットにも様々な記事があるのですが、外国人登録が完了した後に携帯の本人認証が容易なChingu Mobileで最初に契約を行いました。また、送金換金に関してはデビットカードがあることを最もおすすめしますが、所有していなかったため、Wiseというアプリを用いて授業料や寄宿舎費の支払いを行いました。
留学前に知っておくべきこと
私は、過去の先輩の韓国外大に関する記事から、グローバルキャンパス(福島大学での交換留学先)でもソウルキャンパスと同様に語学堂が1~6級まで開講されると考えていました。しかし、レベルテストを受けた後、グローバルキャンパスでは今学期の交換留学生の内、語学堂に通う学生数が少なかったため、2級のみの開講が決定したことを留学直前に知りました。ゆえに、グローバルキャンパスで語学堂に通う予定がある方は、事前に何級が開講されるのか、またはどの級でも受講可能にするためにレベルテストに向けて事前に勉強しておくことが重要だと考えます。
▲語学堂2級修了書とクラスメイトの手紙
語学堂の授業
グローバルキャンパスでは平日全て9~13時まで授業を行い、語学堂に通う生徒はほぼ交換留学生のみであるので、韓国語学習に対して意識が強い生徒が多く集まります。秋学期はチェコ、ベラルーシ、中国、日本と9人の少人数クラスでしたが、多様な国籍の生徒が集まるのなかで勉強ができたため、韓国語を通して文化差異を学ぶことができました。
学部授業
語学堂と並行して学部の授業を受講するためには、午後に受講できる授業や留学生が受講しても比較的難易度が高くない授業を選択する必要があると考えます。韓国外大では、留学生が受講するための「外国人のための授業」が多く用意されているため、最初から韓国人学生と同等のノーマルスピードで授業を受講することが不安な方はそちらの授業を選択することをおすすめします。私は、韓国の現代アートに興味があったため、「韓国の芸術」という授業を受講しています。12月中旬には期末試験があるため、慣れない単語も多くありますが、頑張って勉強していきたいと思います。
ISOでの活動
韓国外大では交換留学生のために「ISO(International student organization)」という組織が用意されています。この活動では、交換留学生が韓国での生活や外大での生活をより充実して過ごすことができるように、ISOに選抜された韓国人の学生と交流することができます。ISOでは1泊2日のMTであったり、日帰り旅行で仁川に行ったりと韓国での生活をより楽しく過ごすことができるイベントが多く用意されています。また、1対1のバディの制度もあり、特に仲がいいISOのメンバーと外食をしたり、漢江に行ったりと非常に楽しい時間を過ごすことができました。個人的に聞いた話になりますが、韓国外大のISOの活動は他大学と比較して充実したプログラムが用意されている他、グローバルキャンパスではソウルキャンパスと比較して留学生の数が少ないため、より韓国人との交流が活発であるそうです。
▲室内グランピング in 韓国
▲水原への一泊二日旅行 with ISO
ソウルキャンパスでの生活
現在、私は12月から始まる語学堂のためにソウルキャンパスの近くのコシウォンを契約し生活を送っています。冬学期や夏学期ではグローバルキャンパスで語学堂が開講されないため、韓国で引っ越しをする必要があります。(日本でさえも一人暮らしをするための引っ越しはしたことはないのですが...。余談ですが、グローバルキャンパス寄宿舎からコシウォンまで荷物を移動させるために、安いバスを利用したかったのですが、スーツケースが大きく乗車することができないため、ソウルキャンパスまでタクシーで荷物の移動を行いました!)しかし、同時にグローバルキャンパスでの学部の授業もまだ残っているため、これからの2週間ほどはソウルキャンパスとグローバルキャンパスを往復して、授業を受講する予定です。まだ、グローバルキャンパス寄宿舎に荷物が残っているため、少しずつ移動を頑張りたいと思います。
▲ソウルキャンパス近くのコシウォン
慣れない一人暮らしの生活やISOとの活動も無くなる冬期間は少し寂しい韓国生活が予想されますが、それでも充実した生活を送りたいと思います。
総括
私はおそらく他の交換留学生と比較して様々なトラブルが多かった方だと考えていますが、韓国の生活では自分がやりたいことを大きく声に出して主張すれば、無事に解決できると考えています。自分の意見を主張することは日本では躊躇されることですが、自分が困った状況にいる際には、周囲の人の助けを求めるためにも、自分が今何を必要としているのか把握して、何が何でも相手に伝えるぞ!という気持ちを持って行動することが大切です。人の目を気にすることもある程度は必要ですが、過敏になりすぎると疲れてしまうと思うので、芯を持って行動することを心がけて生活すると楽に生きることができると思います。私が、トラブルにあった際に、ISOのメンバーがかけてくれた言葉の中で、'어쩌라고?'という言葉があります。日本語にすると「だから何?どうしろと?」という意味になるのですが、自分がどうしようもない状況で悩んでいるときには、くよくよせず、強い心で困難に立ち向かうことが最高の解決法なのだと自覚することができました。これからの留学生活においても様々な困難があると思いますが、この言葉のように強い心で生活を送っていきたいと思います。
最後に、これから韓国へ留学をする予定がある方へ、留学前にはおそらく不安や疑問点が多いとは思いますが、本レポートが少しでもお役に立てれば幸いです。
▲世界民族文化祭典でのダンス発表