!Hola¡ 私は今、スペインにあるサラゴサ大学に交換留学しています。8月の末に日本を出発して約3カ月が経ちましたが、毎日新たな発見ばかりで学びにあふれています。この留学レポートでは、サラゴサの街や大学のこと、生活など普段の様子について書きたいと思います。
サラゴサはみなさんもご存じのバルセロナとマドリードのちょうど真ん中くらいにある都市で、それらの場所に特急列車で約1時間半程で行くことができます。スペイン第5の都市と言われるサラゴサは、実際に生活していてその利便性と市内の緑の多さは仙台を感じさせます。市内はバスやトラムなどが様々な場所を網羅しているだけでなく、料金はどの区間乗っても同じ約80円なので休日は出歩くことが多いです。
私はサラゴサ大学のFacultad de Economía y Empresaという学部に所属しています。サラゴサ大学は非常に大きな大学で様々なところにキャンパスがありますが、経済のキャンパスはシティに近いところにあり利便性が良いです。私は英語で開講されている3つの講義を取っています。一コマ2時間で、教授の話を聞くことが中心の「理論」と、グループワークが中心の「実践」がそれぞれあるため、週計12時間です。こうした英語で開講されている講義は世界各国から来た留学生はもちろん、スペイン出身の生徒も多く履修しているのですが、始めの頃は先生や生徒の話していることを全て聞き取ることができず、また、私にとって講義のレベルが高かったため毎回ついていくのに必死でした。慣れてくるにつれ、徐々にですが聞き取ることができるようになったと感じていますが、大学で各講義週6時間の復習が必要とされていることもあり、授業の後の自己学習が重要だと実感しています。
この3カ月間ユーロの変動が大きく、今は大体1€ 158円から165円くらいです。スペインは、EU諸国の中でも比較的物価が安いと言われていますが、その中でもサラゴサは、バルセロナやマドリードと比べても安いと聞いています。実際、スーパーに行ってみても極端に高いということはないように思います。
水500ml→0,22€（約35円）水1L→0,25€（約40円） お米1kg→1,3€（約210円）
ただしっかりめの食事を外ですると2000円、3000円になります。スペインではバルと呼ばれる日本でいう喫茶店のような店がポピュラーで、たくさんの人がお昼からテラス席でお酒やパンを食しながらくつろぎます。こちらはレストランより安価に利用できます。
私は現在、「ピソ」と呼ばれるシェアアパートにオランダ人2人とフランス人、スペイン人の計5人で生活しています。出発前に家を探す中で、サラゴサ大学からは選択肢として、大学や民間企業が提供する寮、現在私が住んでいるようなピソ、そしてホームステイがありました。その中で私は最も安価なピソを選びましたが、留学生はほとんどピソに住んでいるようで、周りの日本人に聞いてみるとちょうどこの選択肢それぞれ分かれているようです。
私も調べる中で知ったのですが、スペインでは家賃が高価なため一人暮らしよりもピソで複数人と暮らすのが一般的なようです。このようなシェアアパートですが、家賃は水道光熱費、共用部の掃除込みで月6万3千円ほどで大学から歩いて15分ほどの距離にあります。一人部屋ですがキッチンやバスルームは共用です。このピソは、出発する2〜3カ月前にHousingAnywhereというサイトで探し、オンライン上で契約しました。内見ができないこと、こちらに来るまでシェアする人たちが分からなかったことなど、正直不安なことがたくさんありましたが今では毎日楽しく過ごしています。
最後に、この3カ月間、特に来て1カ月目は異なる生活様式や考え方など刺激的な毎日であっという間でした。スペイン語が全くできない状態でこちらに来たので最初は生活していけるか不安でしたが、英語と少しのスペイン語を駆使して普段の生活は問題なく過ごすことができています。この期間、サラゴサの大きなお祭りのPilarやハロウィーンがあったり、大学では中間テストがあるなど、充実した日々を過ごすことができたと思います。残り半年、後悔がないよう、今以上に充実した学びの多い生活にしたいです。ここまで読んでくださりありがとうございました。
▲Pilarのお祭り時期のサラゴサ。伝統衣装を着て献花する慣習があるため着物を着ました。
▲街のメイン通り。スーパーでは生ハムが大きなかたまりで売っています。
▲10月下旬にはイタリアのヴェネツィアに旅行に行きました
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