こんにちは!私は現在、韓国の韓国外国語大学に留学をしています。8月末に期待と不安を抱えて出発し、早くも3カ月が経過しました。この3カ月間、楽しいことも辛いこともたくさんありましたが、友達もたくさんでき、充実した留学生活を送っています。今回は大学や授業、日常生活についてお伝えしようと思います。
私は韓国外国語大学のグローバルキャンパスに通っています。グローバルキャンパスは龍仁市のモヒョンという、ソウルからバスで1時間半程のところにあります。キャンパスはとても広大な土地を持っていて、正門から一番遠い講義棟までは徒歩で40分程かかるため、キャンパス内を無料のシャトルバスが通っています。自然がとても豊かで、夏は鮮やかな緑、秋は紅葉、冬はきれいな雪景色を見ることができます。明水塘という湖があり、紅葉を見ながらピクニックができます。今年の秋はSNSで有名になり、観光地のようになっていました。
私は語学堂の授業と学部の授業、両方を履修しています。語学堂の授業は月曜日から金曜日の9時から13時まであります。渡航前にオンラインでレベルテストが行われましたが、グローバルキャンパスは語学堂を希望する学生が少なかったため、2級1クラスのみの開講でした。クラスメイトは日本人3人、チェコ人3人、ベラルーシ人2人、中国人1人でした。少人数だったため全員と仲良くなれて、チェコ人とは授業修了後に日本旅行にも行きました。
学部の授業は、外国人のための韓国芸術という授業を履修しています。あまり関心が持てなかった歴史についても、芸術品を通して説明を聞くとおもしろいなと思うようになりました。
今年から協定の条件が変わり、夏学期・冬学期以外の春学期・秋学期も学費を払わなければいけなくなりました。当初考えていた留学予算よりも大幅に増えたため、節約しなければならないなと考えています。また、夏学期と冬学期はグローバルキャンパスで語学堂が開講されないため、語学堂に通いたい場合はソウルキャンパスに行かなければなりません。冬学期の語学堂は12月から開講なので、私は11月末にソウルのコシウォンに引っ越してきました。また、学部と語学堂では授業期間が少し異なるため、グローバルキャンパスでの学部の授業とソウルキャンパスでの語学堂の授業を行ったり来たりしなければならないため、よく考えて選択する必要があります。
▲語学堂の友達
▲修了式
寮の学食は、平日も休日も朝・昼・夜と営業していて、安く食べることができます。特に朝ご飯は、韓国の制度として₩1,000(約¥110)で食べることができ、学生にとってありがたい制度です。
交換留学生を支援してくれるISOという団体があります。入寮時から今まで様々な活動があったり、困ったときはサポートしてくれたり、留学生活を安心して送ることができています。Buddy制度もあり、みんなで漢江に遊びに行ったり、放課後にバドミントンをしてそのままご飯を食べに行ったり、充実した生活を送っています。
日韓交流のサークルもあり、他の大学に留学している日本人や、日本に関心のある韓国人と仲良くなれる機会もありました。ここでも様々な活動があり、毎日忙しいです。
日本語通翻訳学科の学生とも集まれる機会があり、そこで会った友達とは毎週ご飯に行くほど仲良くなれました。日本にいたときよりも圧倒的に出会いの数が多く、留学前は内向的だった私も今では活発に外に出歩き、外交的になったと感じています。
▲ISO Farewell Party
グローバルキャンパスがあるモヒョンは、ソウルに比べて暖かい人が多いなと感じています。ソウルでは外国人だと分かると英語で冷たく話されてしまい、英語ができない私にとって怖いと感じてしまいました。しかしモヒョンの人は、外国人だと分かっても韓国語で会話をしてくれて、暖かい言葉をかけてくれます。学校付近のお店の至る所に、実家のような居場所ができて、とても安心できます。
韓国語は世界の言語の中でも美しい言語と言われていて、街中が労いのことばであふれていて、また韓国人のことば一つ一つからそれを実感しています。相手を気遣う、労うことばがこんなにも暖かいものだったのだと、留学に来て改めて感じました。
外国で生活するということは、新しい価値観が生まれるものだと感じています。ここには韓国人だけでなく、留学に来ている他の国の方もいて、自分の固定概念だけでは生活が大変だと感じるときがあります。異文化を理解し、それを受け入れるということがどんなことなのか、肌で感じなければ分からないことだなと思いました。
残りの留学生活も一日一日を大切にしながら楽しみたいなと思います。
▲敬福宮
▲世界民族文化祝典
▲ルームメイトとロッテワールド
▲韓国人の友達と漢江
▲水原に旅行