今回、中国の短期語学研修に参加し、様々な経験と学びを得ることが出来ました。また、初めての海外でたくさんの不安がありましたが、中国に実際に行ってみることでしか感じられないこともたくさんあって、このプログラムに参加して本当によかったと思いました。
華東師範大学は福島大学の5倍のキャンパス面積があり、私が滞在していた学生寮から食堂へ行くまでに20分近くかかり、正門までも15分以上かかることがありました。華東師範大学は国際関係に力を入れているようで、キャンパス内にはいろいろな国から来た人であふれていました。
授業は、語学研修に行く前にオンラインで面接が行われ、それによってクラスの振り分けが決まりました。私が振り分けられたクラスのレベルは一番下のレベルでピンインの読み方から始まり、簡単な会話ができるところまで学びました。クラスにはアフガニスタン人やスペイン人、ドイツ人など色々な国籍の人がいました。みんな英語で話していて、遠くの国同士なのに仲良くなれる英語はすごいなと感じました。放課後に一緒に遊ぶ仲になっている人もいて、語学研修に行く前に英語をたくさん話せるようになっていたら外国人の友達もできたのかなと思い、日本に帰ったら英語を勉強したいと思うようになりました。大学の授業でも中国語をとってましたが、現地で習った発音と違うことが少しありました。
上海での移動はとても便利で、地下鉄やリニアモーターカー、バス、タクシーがあり、地下鉄は場所によっては5分おきに電車が来るので、乗り遅れたとしてもすぐ次の電車で行けます。それから、地下鉄は乗り換えが多い代わりに、目的地から近いところで降りることができます。地下鉄の運賃は仙台市の地下鉄と比べて値段は三分の一くらいです。
食事について言えば、おいしいものが多く、辛い料理もたくさんありました。本場の小籠包は本当においしかったです。また、中国にはピザハット、スターバックス、マクドナルドもありました。スターバックスは日本とあまり変わらない雰囲気でしたが、マクドナルドには中国だけのメニューがあり、ピザハットは日本とは全く雰囲気が異なっていました。
滞在中の生活で特に困ったことはなく、言語もグーグル翻訳を使ったり、指さしやジェスチャーでほとんど乗り切れました。唯一苦労したことは、きれいなトイレを探すことです。高そうなお店やデパートはトイレがきれいなのでおすすめです。
平日は授業が午前中だけなので、企業訪問などの視察がなければ午後は時間があり、土日はフリーなので自由に遊ぶことが出来ます。私は友人とほとんどの上海の有名な観光地を訪れることができました。観光地に行くと中国らしい光景が広がってて本当に中国に来たんだなと実感しました。観光地では日本に興味がある人や、日本語を勉強している人がいて話しかけられたことが多く、日本のことをよく思ってくれている人もいるんだと知ることが出来ました。研修に行く前は、中国人にはあまりいい印象を持っていませんでしたが、悪い人はほんの一部で、優しい人が多くいることを中国に実際に行くことで知ることが出来ました。