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留学体験記

【アメリカ】オザークス大学留学生活Part1

【派遣先】オザークス大学【派遣期間】2024年8月~
行政政策学類
 I.Sさん


私は8月中旬から、アメリカのオザークス大学で交換留学をしています。時の流れは早いもので、まさに一瞬で3ヵ月が過ぎ去ったなと実感しています。留学生活について、簡単にですが、ご紹介をさせていただきます。

留学先について


オザークス大学は、アメリカ・アーカンソー州に位置しており、アーカンソー州は「Nature State(自然の州)」と呼ばれるほど自然豊かな地域で、州内には多くの州立公園があります。私はこれまでにマウンテン・マガジン州立公園とレイク・ダーダネル州立公園を訪れました。マウンテン・マガジン州立公園は、州内で最も標高が高い地点にあります。頂上からは広大な自然や谷の美しい景色を見渡すことができ、とても感動しました。レイク・ダーダネル州立公園は、夕日が特に有名で、湖面に映る夕焼けの色合いは、息を呑むほど美しく、広大な湖の穏やかな波の音に癒されました。
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▲マウンテン・マガジン州立公園の頂き

▲夕暮れ時のレイク・ダーダネル州立公園


大学について


現在、オザークス大学には約800人の学生が在籍しており、そのうち約200人は26カ国以上からの留学生です。このため、国際色豊かで、アットホームな雰囲気が特徴です。また、大学には24時間利用可能なスタディールームがあり、特にテスト前の時期では、多くの学生が利用しています。こうした充実した施設も、この大学の魅力だと感じています。


寮について


私は2年生が多く住む「マクリーン」という寮に滞在しています。部屋は2人部屋で、ルームメイトは地元出身の学生です。彼女はとても優しく、授業の相談をしたり、日々の出来事を共有したりして、楽しい毎日を過ごせています。また、休日には、彼女の車に乗せてもらい、近くの飲食店にご飯を食べに行くことや、ショッピングに出かけることもあります。
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▲マクリーンの外観


授業について


今学期は「English as Second Language」「Communication Skills for Professional」「Global Music」「Hispanics in the U.S.」の4つの授業を履修しています。自分の専門分野以外の授業を受けられるのも、この大学ならではの魅力です。始めは、英語のスピードがとても速く、しっかりと聞き取ることができなかった為、授業の内容を理解することが難しい状況でした。そこで、何とか打開策を講じるべく、授業で聞き取れなかった不明点をできる限り解消するにあたって、積極的に教授とのコミュニケーションを取るべきだと判断し、現在は、教授が開いているオフィスアワー(個別に学生からの質問や相談に応じるための機会)を有効的に活用しています。また、「授業の内容さえ理解すればOK」とはせずに、もう一歩踏み込んで「なぜ、その学びが必要なのか」という視点を重要視しながら学んでいます。更に、大学内には「プロフェッショナル・ライティング・ラボ」と呼ばれる教室があり、文法や文章構成、アウトラインの作成について、専門の指導を受けることができます。エッセイやレポート課題・プレゼン資料を作成する際は、積極的に通っており、ここでの手厚いサポート体制には、何度も助けていただいており、感謝しきれません。


イベントについて


大学では、様々なイベントが定期的に開催されています。この3か月間で、映画鑑賞、キャンドル作りなどのイベントに参加し、友人の輪を広げました。また、ボランティア活動にも参加しました。フードバンクで食品の袋詰め作業や近隣の高校で行われたフットボールの試合で売店の運営をサポートしました。これらの活動を通じて、留学生活の中で、新たな挑戦をする良い機会となりました。また、サンクスギビング(感謝祭)には、大学が毎年開催している「サンクスギビング・ホストプログラム」に参加しました。このプログラムは、教職員が学生を自宅に招待し、食事を共にしながら、サンクスギビングの伝統を学ぶ機会となっています。アメリカの伝統文化であるサンクスギビングを体験することは私の夢のひとつであった為、特に印象深い思い出になりました。
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▲「サンクスギビング・ホストプログラム」での夕食


留学生活を振り返って


留学前は、授業についていけるか、友達ができるのかといった不安を抱えていました。しかし、大学の充実したサポート体制や温かい友人のおかげで、毎日楽しく過ごしています。これからも英語力の向上を目指すだけでなく、異文化についての学び・理解を更に深め、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。
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▲カフェテリアでのラーメン交流