9月の中旬から終わりにかけての二週間という短い期間でしたが、大変価値のある経験となったのでシェアします。少しでも参考になればと思います。
一番の感想としては、「中国に対するイメージが変わった!好きになった!」です。日本に住んでいると、テレビや記事での中国に対するマイナスな報道で良い印象がない方が大半です。私もその中の一人でした。しかし、実際に生活してみると覆されました。たしかに口調が強く勢いがすごいです。圧倒されます。しかし、それ以上に赤の他人にも優しく、人も街も面白い!そんな魅力があります。
今回受け入れていただいた華東師範大学は、中国の中でも栄えている都市である上海に位置します。大学はとても広く、大学内に学食が何個もあったり、コンビニや美容室まであったりと歩くだけでも楽しいです。授業は、留学生のための中国語勉強クラスに新学期が始まるタイミングから参加する形で受けました。クラスは中国語を読むときに必要なピンインから始める初級クラスから、長文を読んだり中国語で映像を見たりする上級クラスまでレベル別にありました。また、初級クラスは基本的に英語での説明なので、中国語の授業を取ったことがない人でも安心して参加でき、受けている学生も様々です。年代も国もバラバラで国際交流の良い機会になります。
中国に来て一番驚いたことは、タクシーとレンタル自転車が安いことです。土地勘がないので、目的地までタクシーで移動できるのはとても助かりました。アプリを入れれば、気軽にタクシーを呼ぶことも自転車を借りることもできます。しかも自転車はあちこちに設置してあり、好きな場所で乗り降りできるので、とても楽です。ただ、運転が荒い人が多く無理やり曲がろうとする車や、歩行者のギリギリを走ってくる車も多いので十分な注意が必要でした。
発展している上海だからかもしれませんが、治安もよかったように思えます。街もきれいなところが多く、困っていたところを何度か助けてもらいました。また、中国の方々は良くも悪くも周りの目を気にしないです。好きなように発言し、ファッションも何でもあり。周りの目を気にしがちな私にはとても過ごしやすかったです。
日本では食べたことがないような独特な香辛料の味付けが多いです。小籠包やラーメンは日本人好みの味付けのものもあります。小籠包と火鍋は特に美味しくて何度も食べました。やはり、本場の味は違うなと感じました。また、日本では600円以上するであろう大きいサイズのタピオカドリンクや、スムージーが400円以内で飲めるところも良いなと思いました。
授業は午前のみで午後は自由時間だったため、いろんなところを訪れました。その中でもお勧めしたいのは、上海ディズニーランドです。日本にはないアトラクションが多く、違った楽しさがあります。どれも規模が大きく技術も高く、没入感がすごかったです。私はズートピアのエリアを目当てに行ったのですが、迷い込んだのかと錯覚するくらい作りこまれていて感動しました。上海らしいところでいえば、外灘と豫園がおすすめです。どちらも夜景が綺麗で、豫園の方は中国の歴史を感じることができる建物で見ごたえがありました。
今回参加したことで、現地の人々との交流や生活を通じて、中国に対する固定観念がなくなり、大変有意義な留学となりました。この経験から、実際に自分の目で見て、体験することの大切さを学びました。気になったらとにかく挑戦してみましょう。新たな価値観や文化を学ぶことができ、視野が広がります。このレポートが少しでも誰かの背中を押すものになれたら嬉しいです。