2月17日から3月22日の5週間、オーストラリアのブリスベンにあるクイーンズランド大学での短期語学研修に参加しました。私が留学を考えた理由は、実践的な英語環境で学びスピーキングやリスニングを強化したかったことと、グローバルな視野を広げ、多様な価値観を学びたかったため、研修への参加を決意しました。
ブリスベンはオーストラリア・クイーンズランド州の州都で、温暖な気候と豊かな自然が魅力の街です。市内には広大な公園や川沿いの散歩道が整備され、市民は朝早くからジョギングやウオーキング、サイクリングなどのアウトドア活動を楽しむ光景が日常的に見られます。一方、ブリスベンの夜は日中の活気とは対照的に静かで落ち着いた時間が流れていました。多くの店舗やレストランははやく閉まるため、住民は家庭や友人との穏やかな時間を大切にしていると考えた。また、ブリスベンは多文化が交差する街でもあり、多国籍のレストランがたくさんありました。公共交通機関は全て50¢であり、充実しているため、通学や買い物が便利で、全体として快適でバランスのとれた生活環境が実現されていると感じた。
大学では、英語のレベル別に分かれたクラスで学びました。渡航前に実施されたリスニング、スピーキング、ライティング、リーディングのテストをもとに、各自のレベルに合ったクラスが割り当てられたので、効率的に学習を進めることができました。クラスには主に日本人とベトナム人が多く、さらに中国やサウジアラビアからの学生もおり、異なる文化的背景を持つ仲間たちと一緒に学べたことは貴重な経験でした。授業では、スピーキングを中心に、英語の4技能すべてがバランスよく学べるように構成されていました。特に、クラスメイトとのディスカッションや意見交換が多く、実践的な英語を使う機会が豊富でした。また、授業の雰囲気がとてもオープンで、わからないことがあればその場で気軽に質問できるため、英語力の向上だけでなく、自分から積極的に学び取る姿勢を養うことができました。文化の違いを実感することが多く、日本とは異なる価値観や考え方を知ることができ、視野を広げることができました。授業を通じて、クラスメイト全員とフレンドリーな関係を築くことができたため、仲間との絆も深まり、充実した学びの時間となりました。はじめは発音やスラングに戸惑いながらも、授業を通してたくさん学んでいくうちに自信がついていきました。
AHNというホームステイの会社を通じてマッチングされた家に宿泊しました。ホストファミリーはオーストラリア人で16歳の息子と2匹の犬、日本人留学生2人がいました。仲良くなれるか。ご飯が口にあうかなど心配なことはたくさんありましたが、家族全員優しく、そして留学生の方とも仲良くでき、快適な生活を送ることができました。ご飯は日本食やケバブ、韓国料理など様々なジャンルのご飯を出して頂き、どれも美味しかったです。サイクロンで一週間休校になった時は留学生やホストファミリーとUNOをたくさんしました。サイクロンによって授業を受けることができなくなりましたが、ホストファミリーと話す機会が増えて、良いスピーキング練習になったのではないかなと思います。
渡航前に5週間は長いと考えていましたが、帰国時にはあっという間と感じられるほど濃い日々を送りました。しかし、日本では当たり前に手に入ると思っていたものが手に入らないなど日本の生活水準の高さに気づきました。相手の言っていることがうまく聞き取れず、英語力の不足を強く実感することが多々ありました。今後は、さらに英語力を向上させるために一層努力していきたいと思っています。