私は、2月17日から3月21日の5週間、オーストラリアのクイーンズランド大学で行われた短期語学研修に参加しました。本稿では、その語学研修で学んだことや、オーストラリアでの生活を通して感じたことなどを報告します。
まずは、語学研修で学んだことについて述べていきます。語学研修の概要としては、週5日一日あたり4時間英語の授業を受けるというもので、8時15分~10時15分と休憩を挟んだ10時45分~12時45分の間で英語の授業が行われました。クラスは、渡航前にオンラインで受けたプレスメントテストの結果を基に、各個人の英語レベルに合わせてクラス分けがされたため、クラス分けには出身の国は関係なく、様々な国から来た学生が混ざっていました。私のクラスは、日本人が多かったですが、他の国から来た学生もいたこともあり、授業内に限らず授業外でもお互いほとんど英語で話していたため、英語を学ぶ環境としてとても良い環境でした。授業の進め方としては、基本的には教科書に沿って授業を進めていましたが、教科書の問題をただ解くというわけではなく、Kahoot!やBuzzIn.liveなどといったアプリを用いたゲーム形式での学習も取り入れられていたため、楽しみながら学ぶことができました。授業内容は、一つの文法について一週間かけてじっくりと学ぶという内容だったため、確実にその文法について理解することができました。また、英作文を書くコツや、スピーキングで意識すべきポイントなど、IELTSやTOEFLといった英語の試験を受ける際に活かせる情報も教えていただいたため、全体的に非常に充実した授業内容でした。
次に、オーストラリアでの生活を通して感じたことについて述べます。オーストラリアでは、お買い物をする際にはクレジットカードで支払いをするのが基本で、現金を使うことはほとんどありませんでした。また、飲食店では、店員さんに口頭で注文する方法ではなく、テーブルにあるQRコードを読み込んで、店員さんを介することなくオンラインで注文することがほとんどで、注文がうまく伝わらないなどの問題は発生することはありませんでした。交通手段に関しては、日本で言うSuicaやTOICAなどのようなGo cardというカードを使って、バスや電車、フェリーなどに乗っていました。これらは日本とあまり変わらないシステムだったため、生活面で困ることは全くありませんでした。そして、オーストラリアでは、ホームステイをしていました。AHNというホームステイネットワーク会社を通じてホームステイを申し込み、自分の希望に沿ったホストファミリーをAHNが探してくれました。私は渡航前、ホストファミリーと仲良くできるかとても不安でしたが、私のホストファミリーは、本当に親切にしてくれたので、その不安はすぐになくなりました。最初の頃、私はうまく英語が話せないことを怖がって、彼らになかなか話しかけられずにいました。しかし、彼らは私にたくさん話しかけてくれたり、私がすぐに言いたいことを英語で言えずにいても、私が言いたいことを英語でうまくまとめられるまで待っていてくれたりして、常に私が話しやすい雰囲気を作ってくれました。そのため、私は彼らと徐々に話せるようになり、最終的には、私にとっての第二の家族であると感じるまで、たくさんコミュニケーションを取って、仲良くなることができました。私が彼らとこのような仲になるまでコミュニケーションが取れたのは、私の英語力が留学を通して伸びたからということも少し影響しているかもしれませんが、一番の理由としては、英語を話すことへの恐怖心がなくなったからということだと思います。オーストラリアに来る前は、日常で英語を話す機会がなかったということもあり、英語を話すことにためらいがありました。しかし、オーストラリアに来て、英語で人と会話する上では、英語を正しく話そうとするのではなく、うまく話せなくてもとりあえず何か言葉に出すという意識が大切であるとわかり、英語を話すことのハードルがかなり下がりました。留学は終わってしまいましたが、今後もAIスピーキングアプリなどを利用して、英語を話すことを習慣づけることで、英語をさらに話せるようになり、ホストファミリーと再会した際には、もっと会話ができるようになりたいと思います。本当に留学をして良かったです。留学をするかどうか迷っている人には、ぜひ留学をすることをおすすめします。