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留学体験記

【オーストラリア】ブリスベン留学レポート

【派遣先】クイーンズランド大学【派遣期間】2025年2月~3月
共生システム理工学類
 N.Hさん

2025年、私は5週間、オーストラリアのブリスベンに留学しました。この留学の目的は、英語力の向上と異文化理解の深化にありました。特に、英語のスピーキングとリスニングの能力を実践的に伸ばすことを意識し、日本ではできない経験を積むことを目指しました。また、オーストラリアの生活や価値観に直接触れることで、自身の視野を広げることも期待しました。

ブリスベンは、温暖な気候と治安の良さに加え、多文化共生が進んでいる都市でした。オーストラリアは移民が多く、さまざまな国の方々と交流できる環境が整っております。そのため、英語だけでなく、異なる文化を持つ方々とどのようにコミュニケーションを取るかも学べると考えました。また、ホームステイを通じて、現地の生活を直接体験できることも魅力でした。

ブリスベンでの5週間は、語学学校に通いながら、ホストファミリーの家で生活するという形で過ごしました。語学学校では、スピーキングを中心に、実践的な英語を学ぶ授業が多くありました。特に、ディスカッションの機会が多く、英語で自身の意見を伝える力が鍛えられました。授業にはベトナムや中国など、さまざまな国からの留学生が参加しており、英語が共通言語となる環境のため、自然と英語を使う習慣が身につきました。

ホームステイ先では、現地の家庭の生活リズムや文化を体験できました。私のホストファミリーはとても親切で、食事の時間にはよくオーストラリアの文化や習慣について話してくださいました。

また、ブリスベン市内の観光や、他の留学生との交流も充実しておりました。サウスバンク・パークランズやローンパイン・コアラ保護区などを訪れ、オーストラリアならではの自然や動物に触れる機会もありました。特に、シティ・ボタニック・ガーデンは自然豊かな公園で、私の一番好きな場所でした。これらの経験を通じて、勉強だけでなく、異文化を楽しむことの大切さを学びました。

最も苦労したのは、英語での会話でした。日本では教科書や試験を通じて英語を学ぶ機会が多いのですが、実際の会話ではスピードが速く、スラングやアクセントの違いに戸惑うことがありました。特に、ホストファミリーとの会話では、最初のうちは聞き取れないことが多く、何度も聞き返す場面がありました。

この課題を克服するために、私はできるだけ積極的に話すことを心がけました。わからない単語や表現があっても、言い換えたり、ジェスチャーを交えたりしながら伝えようと努力しました。また、ホストファミリーに「もっとゆっくり話していただけますか?」とお願いすることもありました。彼らはとても親切で、私の英語力向上をサポートしてくださいました。そのおかげで、次第に会話がスムーズになり、英語を話すことに対する自信がつきました。

この5週間で、私は語学力だけでなく、多くのことを学びました。まず、英語でのコミュニケーションに対する抵抗感が大きく減りました。完璧な英語を話すことよりも、相手に伝えることが重要であると実感し、積極的に会話をする姿勢が身につきました。

また、異文化の中で生活することで、自身の価値観が広がりました。例えば、オーストラリアでは「自身の意見をはっきり伝えること」が重視される文化があります。日本では周囲との調和を大切にすることが多いのですが、ブリスベンでの生活を通じて、自身の意見をしっかり持ち、相手に伝えることの重要性を学びました。この経験は、今後の人生においても役立つと感じております。

* 今後の目標と活かし方

この留学経験を活かして、私はさらに英語力を向上させたいと考えております。特に、スピーキングとリスニングのスキルを磨くために、日常的に英語に触れる習慣を続けたいです。また、日本でも外国人と交流する機会を増やし、異文化コミュニケーションの経験を深めたいです。

さらに、この経験は将来のキャリアにも影響を与えると考えております。グローバル化が進む現代社会において、異文化理解とコミュニケーション能力は非常に重要であると考えます。

5週間のブリスベン留学は、私にとって非常に貴重な経験でした。語学力の向上だけでなく、異文化の中で生活し、新しい価値観を学ぶことができました。特に、ホームステイを通じて現地の文化を肌で感じることができたことは、大きな収穫でした。

この経験を通じて、自身の成長を実感するとともに、これからも挑戦し続けることの大切さを学びました。今後も、英語の勉強を続けるだけでなく、異文化交流の機会を大切にし、自身の可能性を広げていきたいです。

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