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留学体験記

【オーストラリア】留学レポート

【派遣先】クイーンズランド大学【派遣期間】2025年2月~3月
経済経営学類
 N.Yさん

私は217日から321日までの5週間、クイーンズランド大学での短期語学研修に参加しました。ここではその内容や感想について紹介していきたいと思います。

大学について

授業は平日の午前815分から1245分まで、120分を2コマ行われました。クラスは日本人5人、中国人3人、台湾人1人、チリ人1人、コロンビア人2人の合計12人で、生徒が発言する機会が日本の授業と比べてはるかに多いように感じました。基本的には教科書に沿って授業が進められますが、週の始めには自分が週末に読んだ英語の記事について短くプレゼンをしたり、ライティングの課題が出て先生が細かく添削してくれたりもしました。質問や分からない単語があったらどんどん発言し、意見交換の場が多く設けられ、インプットだけでなくアウトプットを強く重視していて主体的な学びが印象に残っています。

学校でのクラブ活動や交流イベントも多くあり、そこでは大学の広大な土地と多様性を活かして、様々なバックグラウンドを持つ人たちと関わることができました。

(写真 上:クラスの集合写真、下:大学の正門前)

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ホームステイについて

私のホストファミリーはオージーの父、母、娘3人、犬2匹、鳥2羽で、毎日とても賑やかで優しく接してくれました。自分の部屋には自分専用のシャワールームやトイレもあり、リラックスして過ごすことができました。クイーンズランド大学まではバスで1時間くらいの距離でした。食事はジャンキーなものが基本で野菜やスープがほとんど出なかったのが後半になってくると辛かったですが、朝食と夕食付きのプランなのに昼食に毎日サンドイッチを作ってもたせてくれたり、バスがないときには送迎をしてくれたり、週に2回洗濯をしてくれたりととても親切でした。私はブリスベンに到着時、スーツケースが乗り継ぎ先で止まってしまっていて届いていないというハプニングがありましたがその際も対応してくれ、私のつたない英語も理解してくれるなど、ホームステイの受け入れに慣れている印象でした。

ブリスベンについて

平日の授業後はシティーの方に出かけてショッピングや食事を楽しんだり、休日にはコアラを見に動物園に行ったり、モートン島という島でシュノーケルをしたりと少し遠出もできました。バスにとても安く乗ることができますが、次の到着駅などがアナウンスされないためマップを自分で確認しなければいけない点やバスに乗るために手を挙げて知らせなければならない点が日本との違いです。またオーストラリアの人々は早寝早起きの傾向があり、朝早くから多くの人が街に出歩いていたり、逆にカフェなどは早い時間帯で閉まっていたりしました。気候は夏で湿気はそこまでありませんが日差しが非常に強く暑かったです。滞在中の1週間はサイクロンが直撃してしまい暴風雨で公共交通機関が運休、学校も休校となってしまい、中には1週間停電になってしまった家もありました。

(写真 モートン島)

感想

期末試験終了後すぐの渡航で試験勉強と飛行機の手配、ホームステイの登録、荷物など準備を並行させるのが大変でした。初めての海外で分からないことだらけの中、一人で飛行機に乗って行きホームステイをすることは不安が数えきれないほど多くありましたが、後から思い返してみるとこの5週間はあっという間でたくさんの人たちに支えてもらいながら濃く楽しい時間を過ごすことができました。英語力が格段と上がったわけではないだろうけど、英語でもコミュニケーションをとれるという自信を持つことができ、自分から行動を起こすきっかけとなる貴重な経験になったと思います。同時に自分の英語力が不足していることを直に感じることもできたので、今後も英語学習に取り組み、よりコミュニケーションをとれるよう努めることが大切だと思いました。